ロマンチック・コメディ二本立て
奥さんとカプリチョーザでお茶をしているときのことです。このお店ではいつも常備してある「スクリーン」を読むのですが、そこで「恋愛映画」を特集していました。奥さんは常々「軽く見られるアメリカン・ロマンチック・コメディ」を見たがっており、ここに載っていた上記の二作をツタヤで借りようということになりました。
まずはブルーレイで借りられた『男と女の不都合な真実』から。
スパルタ王でおなじみのジェラルド・バトラーが、アメリカではおなじみの「女とヤる指南」番組の司会者。キャサリン・ハイグル演じるのはブロンドの女性テレビプロデューサー、アビー。
アビーは男に対する理想が高すぎてさっぱりご無沙汰なんですが、自分の番組で起用することになったバトラーの指南によって呆気なく理想のお隣さんをゲットすることができます。
でもまあ当然のようにそんなことで上手くいくわけがなく、いがみ合う二人は予定通り段々惹かれあい……
もう、笑っちゃうぐらい王道のハリウッド・ロマンチック・コメディなんで、大満足ですよ。
個人的に「女とヤる指南」が大好きなので、バトラーのもっともらしい恋愛指南も楽しめました。
この手の伝道師といったら間違いなく『マグノリア』のフランク・T・J・マッキーにトドメをさします。
そして本では間違いなくこちらが爆笑必至
文庫にもなっていて読みやすくなっています。ここに登場する女とヤれる代表選手ブルースの手練手管は必読。加えてダメ野郎ボブもひどい。
モテない男にとっては耳に痛い事実もズバズバ出てきますが、とにかく大爆笑できる本であることは保障します。
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続いてアシュレイ・ジャッドとヒュー・ジャックマンが共演した『恋する遺伝子』。
こちらもテレビ番組のキャスティング・ディレクターだったり、男のほうが過去の失恋で恋愛に臆病になっていたりと、微妙なリンクに笑う。
こちらはちょっと湿っぽいムードで、ロマンチック・コメディとはいいつつ、それほどさっぱり楽しい映画ではありません。まあ、アシュレイ・ジャッドは綺麗ですしロマンチックではあるんですけどね。
たぶんアシュレイ・ジャッドが失恋してしまう相手がグレッグ・キニアってあたりでずっこけてしまったのが原因かと思います。ははは。彼はやっぱりモテる男というよりも、マット・デイモンとくっついていたり、ジャック・ニコルソンのお隣さんとかがイメージなんで。
奥さんとしてもヒュー・ジャックマンがいつものワイルド系じゃなかったのもマイナスポイントだったようです。ははは。