機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 1 は傑作
正統派ガンダムを観られる興奮!
ハッキリ言って、全然興味がなかったのですが、<電脳丸腰庵さんのレビュー>が絶賛だったこともあって、早速PS3でダウンロードしてみました。
こうやっていきなりHDでオンデマンドできるってのは良い時代になりました。
実は原作の『ユニコーンの日』は持っているのですが、プロローグのところで挫折しており(これは作品の内容云々ではなく、例の読書障害のせい)、まったく話を知らないまま観ることが出来ました。
最初に思ったのは、キャラクター・デザインが想像以上に良いことです。安彦良和大好き人間としては「折角原作のキャラクターも安彦良和が描いているのに」と思っていたのです。ところが実際に本編を観ていると、最近のガンダムが全然受け入れられない原因の一つである「細くて薄いキャラ」じゃないんですよね。ある意味「古い」デザインなのですけど、これがガンダムの世界観によく合う。オードリーなんて「もっさいデザインだなあ」と思っていたのに、実際に動いていると無茶苦茶可愛い!!
そして、肝心のモビルスーツがまたいいんですよ。『丸腰庵』さんも書かれていますが、最初の闘いで「名もないエースパイロット」が顔も出さないまま粘るのが熱い!
コロニー内での闘いでも、久々にモビルスーツが爆発するだけで大被害っていう描写が観られて嬉しかった。「こんなの人の死に方じゃない」死に方もオンパレードで描写されるのも二重丸。イチイチ人が高温で蒸発しちゃうのが良い!
今回の主役機であるユニコーン・ガンダムが起動してからのクライマックスも実に「燃え」が充満していて、続きが観たくてたまりません。
ラストにやっと
「ガンダム」
って名詞が出てくるのも狙いすましていていいですね。
ユニコーンって最初「これがガンダム?」っていうぐらいらしくないデザインなんですけど、戦闘モードになったとたん角が二つに分かれていつもの「ガンダム面」に変身するんですよね! これは燃える。
でも、続きは秋っておい!!
秋までグっと我慢するか!! それとも原作を先に読んでしまうか!!!
コレしかない!!!
文庫で買い直すという手もあるけど、一気に読みたくなるだろうから素直にコミックサイズで読もう。