男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『君に届け』10巻『バガボンド』32巻


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いやいやいや、いいっすねえ。

一巻分たまったら即発売ってのは、いいですねえ。アニメ化にともなって勢いがあるからできるんでしょうな。

しかも前回に続いて、「続きは現在発売の別マ」状態。

もちろん読みましたよ!!


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タイトルの『君に届け』ってのは基本的に風早くんの気持ちな訳で、それだけでちょっと予想外のタイトルだったりするんですよね。普通少女漫画ってヒロインの気持ちが重要だと思うので。まあ、お互いの気持だったってことが今回わかるわけですけど。

それにしても文化祭のムードとほんわかしたムードが全編を貫く、たいそう幸せな巻ですね。『君に届け』はどの巻もだいたい幸せな気分になれるんですけど、まさに今回はクライマックスって感じです。

ボクは特に一夜明けた時に、爽子が寝る前に残したであろう膨大な「これは夢ではない」と言うメモが楽しかったなあ。実に「らしく」て。

正直これ以上どうやって続けるのか不思議な気持ちですけど、逆にどう考えても「ここで終わり」だろうというストーリーの続きを知りたいって気持ちもあるので、連載はこれからも楽しみです。


・・・


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いよいよ巻数でも『スラムダンク』を超えて32巻になりました。連載年月やページ数ではとっくに最長なんですけどね。

「今年で完結」宣言も井上雄彦から出ましたし、巻末では描き足し(だよね?)で小次郎との邂逅をほのめかしていますし、いよいよ本当に最後が近づいている感じです。

今回の巻で一番嬉しかったのは、あの小次郎編の最後(20巻)の続きが描かれたことですね。あの後どうなったのか気になっていたんですよ。ちょっとしたエピソードのようですが実に燃えましたね。言葉には出てませんけど”ツバメ返し”も登場しましたから。

老年になって武蔵を語っている又八のエピソードも実に良くて、いい感じにまとまってきています。

作品は「終わらせる」のが一番難しいと思うので、是非とも素晴らしい終わり方を期待しています。


まさか、

「日本は小次郎と武蔵の戦いを知る」

みたいな適当な終わり方にだけはしないでよ。