ホワット・ライズ・ビニース
バスタブのシーンがやばい
ゼメキス監督が『キャスト・アウェイ』の制作途中に、トム・ハンクスが痩せるために半年時間が出来たから、同じスタッフをつかって作った経済的なサスペンスホラー。
オカルトを絡めつつ、全体的にはサスペンスなのですが、とにかくこの映画はバスタブのシーンに尽きる!
あのシークエンスのねちっこさはすばらしくて、音楽をほとんど使わないなどのわかってるぶりもすばらしい。
筋肉弛緩剤で身動きがとれなくなったミッシェル・ファイファーが徐々に上がってくる水位に立ち向かうんですが、ほとんど目しか動かないというのにあの迫り来るサスペンスが絶品。
耳まで水がくると音がこもってしまうサウンド・デザインも最高。
映画館で観たときも焦ったけど、テレビで何気なく観ていても全然目が離せなかったですもんね。