男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

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意外な展開


話題の映画は、お近くのワーナー・マイカル!

今年三本目の3D映画です。奥さんは初めての3D映画。

基本的に2Dを想定して作られているようで、露骨な3D表現はありません(画面から槍が突き出すとか)。なのでミニチュアの映像を観ているような、一時期はやった「トイカメラ風」の映像を観ているような雰囲気。ピクサーの緻密なCGIとの親和性は高く、観ている最中には3D映画を観ていると言う特別な意識は無くなってしまいました。

まあ、メガネが邪魔なぐらいですか。

あと、奥さんも言っていたのですが、彩度が落ちてしまうので全体的に色が寂しく感じられてしまいます。これは今後の課題かもしれませんね。

上映の前にワーナーマイカル独占と称してキャメロンの『アバター』が1シーン3Dで流されていました。まあ、キレイだったんだけど、他の3D映画と特に違いを感じることは出来ませんでしたし、ぶっちゃけ「これ、おもしろいの?」とすら思いました。こればっかりは本編を観てみないと何とも言えませんが……


本編ですが、ボクは『モンスターズ・インク』もあんまり好きではなかったので、監督のピート・ドクターとは相性がよくないようです。

確かに面白いんだけど、どうもディティールに関する執着心がないというか、ストーリーに関してもおおざっぱというか。

予想外に秘境探検モノになってしまう展開は嫌いではないのですが、実際には探検らしいことをしないのもマイナス。

犬たちが実に犬らしいトンマぶりを発揮していて大笑いしてしまったのは収穫。ボスの権威軽すぎ。


中盤のアクションや飛行船などもからんでくる空中戦なども予想外の展開で楽しいのですが、『キング・コング』や『ロケッティア』を思い出させてオリジナリティを感じませんでした。


とまあ、悪いことばっかり書いてますが、観ている間は楽しく、3D映画としても楽しめる作品です。とりあえずピクサーにはハードルが高くなってしまうと言うことで。

あ、3Dは吹き替えでしたが、じいさん連中の声が達者な人たちばっかり起用しているので大満足でした。ディズニーが絡んでいるので津川雅彦だったりしたら大変でしたが、そういうところの良心は失っていなかったとみえる。



追記:
アバター』の特別映像は字幕だったのですが、意外に違和感が無くて大丈夫でした。3D映画では字幕がつらいというのは思い込みだったのでしょうか。まあ、字幕の分画面に異物が入るので立体感には邪魔かもしれませんが。



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そういえば、タイアップとかしないのね。ベタ過ぎるからでしょうかね。

電脳丸腰庵さんの情報では、先着でカールがプレゼントされていたそうです。ははは。それは粋なことを。