男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

宇宙戦艦ヤマト 第1話〜第3話


オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト Part1

「それが男だ!」


いよいよ家の奥さんもイスカンダルへ旅立つ時がやってまいりました。

ボクも勿論一緒に乗りますがね。


と言うわけで、『宇宙戦艦ヤマト』(以下いちいち断りませんが、『ヤマト』と書けば最初の放送の事です)を奥さんと二人で観始めました。

本当は一話ずつ観ようと思っていたのに、うっかり三話も観ちゃったよ。



ボクは1971年生まれなので本放送は観ていませんが、ちょうど劇場公開の時の社会現象を直撃している世代です。しょっちゅうどこでも再放送をしていたので、ドハマリしましたよ。ええ。ヤマトのおもちゃも買ってもらって、砂場に斜めに埋めては有名な発進シーンを再現していました。

小学生6年生の時に劇場で『完結編』を観たときから完全に一区切り付いていたので、本編を観直すのは何十年ぶりになるかと思います。

最初は「意外にタルかったら奥さんに申し訳ないなあ」と思っていたのですがとんでもない!

奥さんも夢中になってました!

ボク?


泣きそうでしたよ。あんまりにも面白いんで。


銀河鉄道999』も直撃だったせいもあるんでしょうが、ボクの中には間違いなく松本零士魂が注入されていて、それがざわざわ激しくうごめきはじめました。企画にはかなり後から参加しているハズなのに、あれだけ影響を及ぼしているんだから凄いもんですよ。裁判沙汰は大人げないとは思いますけど、あれだけ魂を注入していたら黙ってられないのかもしれませんね。それぐらいのモンが入ってますよ。

第一話目の沖田艦長の台詞からしてイチイチ感動してしまうし。

『ばかめと言ってやれ』から始まり、『それが男だ!』などなど。たまりません。

大人になってから分かるんですが、古代は視聴者(子供)が感情移入するためにやんちゃで子供っぽい性格なんですよ。そんな古代が兄を見捨てたことを(勝手に思い込んでいるんですが)責めても、沖田艦長はまったく言い訳しないんですよね! あれが激しくカッコイイ。

大人になって観直すと、とにかく沖田艦長がカッコ良すぎて失禁しそうですよ。


ヤマトが始動するまでの引っぱり方も尋常じゃなくて、一話目のラストでやっと(超有名な)鉄くずのシルエットが登場。二話目でやっとエンジンがかかって姿を現して主砲を発射。三話目でいよいよ波動エンジン始動で超大型ミサイルを迎撃して出発。

真田さんもチラっと登場したし、だんだんとキャラクターも登場し始めて、4話目からはいよいよワープや波動砲発射などの見せ場が目白押し。どんだけ面白いんだよ。

貫通目的の明確さも素晴らしく、「一年以内に14万8千光年先のイスカンダルへコスモクリーナーDを取りに行って戻っこないと人類滅亡」なんて、これ以上ないぐらいの完璧さ。

そして、何と言ってもヤマトの魅力は「段取り」ですよね。子どもの頃ですら「波動砲」発射の手順は今でも暗唱できるほど燃えましたが、今回観直すとエンジンに火を点けるにしても、主砲を発射するにしてもやったらと細かく「段取り」を踏まえる。あれは燃える。


あと、やっぱり沖田艦長の「顔力」ね。文字通り「くわ!」って音が聞こえてくる。波動エンジンが始動しない時なんて、無茶苦茶焦るけど、沖田艦長の「くわ!」でかかりはじめちゃうぐらいだし。あれはすごいよなあ。

ああああ、早く続きみたい!!(いや、観られるんだけど)


それにしても宮川泰の音楽はやっぱり絶品です。ヤマト世界をガッチリと支えて揺るぎない。燃えるなああ。