男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

かまいたちの夜


自動継続

家の奥さんが言うには「人間の脳みそは何でも一定時間やり続けると、それを自動的に継続する力がある」んだそうです。

インターネットなどを巡回していて、もう一通り見てあらかた読み尽くしても延々とwikipediaを読みふけるという事態は、実は自分の意志ではなく脳みそが「ある種の中毒状態」になって止められなくなっているという考え方だ。

糖分が不足するなどの生理的な原因を抜きにした、「持久力」の低下を最近悩んでいたのですが、そう考えると「とりあえずある程度の時間まで=脳みそが自動継続状態になるまでやり続ける」事が重要に思えてくる。もちろん無駄なことは放っておいてもやり続けるので、「やらなきゃなあ」という事に限定して。

で、

ボクが「続かないなあ」と呆れてしまうのが、

「読書」
「ゲーム」

これだ。

この二つは大好きで興味もあるのに続かない。

「映画」は訓練を積んでいるので大丈夫なのですが、どうにもこの二つがよろしくない。

最後まで読んだ小説なんて『涼宮ハルヒの分裂』以来ないし(なんてこった!)、エンディングまでやったゲームなんて思い出せないぐらい。

しかも、この二つにはさらに重要な障害が存在していて(あくまでボク個人にとってですが)、何とか「自動継続状態」に持って行けても、一日で最後まで出来る作品は殆ど無いこと。である。

小説はリーダビリティの高い小説ならばサクサク読めるので一晩での読了も可能ですし、「続きが気になる」面白本なら「自動継続状態」に頼らずとも最後まで読めるでしょう。


と言うわけで、絶対に一日で終わるわけがないファイナルファンタジーXIII』をやる前に、何とかしてゲームを継続する力を取り戻したいと考えた末に出したある一つの結論が、

サウンドノベルのシナリオなら一日で終わるんじゃないか?」

でした。


まあ、あくまで後付けの理由なんですが、とりあえず何かゲームがしたいと思っていたところで(こういう時ってありますよね?)、スーファミを久々に引っ張り出したわけです。

一応犯人とかは覚えているんですが、展開とかは全然忘れていたので、二回ほどバッドエンディングになったのですが、何と2時間ぐらいで解くことが出来ました。もっとも、このゲームはこれからも様々なシナリオが遊べるようになって、逆に言うとこれからが本番なんですけどね。
とまれ、2時間ぐらいで1プレイが終わるというのは非常に心地よい。先の「自動継続状態」には30分ぐらいを要するようでした(そこら辺で一度止めたくなるから自覚できる)。その「魔の時間」を乗り越えたらグイグイ最後までプレイできました。

なかなかこれは心地よい。

問題は必ず日にちをまたいでしまうRPGなのですが、RPGはボクの友人が言うところの「マラソン完走理論」*1がもっとも体感できるジャンルになるので、さっさと解いてしまうことも矛盾しているけれども「楽しくない」。

うううん……子どもの頃のように「続きが気になって夜に目が覚めて続きをプレイしてしまう」ようなRPGがあれば良いんですが……



どうでもいいんですけど、amazonの『かまいたちの夜』のスーファミ版がえっらい高いから、「プレミアなんて付くのかよ!?」と思ったんですが、何と「定価より安い!!」と言う衝撃の事実。

そうそう! スーファミって異常にソフト高くなってましたねえ。ROMだから。今じゃ一万円以上のコンシューマーゲームのソフトなんて訴えられちゃうんじゃないでしょうかね。ははは。ゲームも安くなったもんですよ。

*1:凄い長い映画や長いテレビドラマ、長編の漫画などなどを最後まで見終えた時に生まれる「水増しの感動」。作品の出来+投資した時間から導き出される幻想の感想。