男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

アカデミー賞2008授賞式

楽しかった!

一切の情報をシャットダウンして、録画の授賞式を観ました。同時通訳だと声がうるさいのと冗談が巧く通じないため、字幕がつけられたバージョンを初見に選びました。なので、夜の9時まで情報を遮るのに骨が折れました。ネットも一切せずに!

今回から授賞式のディレクターが変わったそうで、ヒュー・ジャックマンの司会や単純にステージを取り囲む座席の構成やらも違っていましたね。ヒュー・ジャックマンの歌が上手いのにびっくりしました。演技陣のノミネート発表もわざわざ歴代の受賞者が5人登場して、”ノミネート自体が名誉”と言うスタンスに変わっていて好感が持てました。

以下列挙

  • 短編アニメーションで日本人の作品『つきみのいえ』が受賞。監督のスピーチのたどたどしさからも、受賞するなんて夢にも思っていない感じがしてほほえましたかったです。
  • 外国語映画賞おくりびと』が受賞。これも声が出るほど驚きました。昔からファンのモッくんがあのステージに上がっているのを観て感無量でした。素直に嬉しい。映画は観てないんですけどね……
  • ヒース・レジャーの受賞。これは鉄板でしたが、家族がスピーチしたのは泣けました。「彼とはこのステージに上がることを話していたの」というのが泣ける……。画面にジョーカーが映るだけで、『ダークナイト』好きにはグっと来ます。脚本賞と監督賞と作品賞と音楽賞にノミネートもされないなんて……
  • ウォーリーのアニメーション賞。これも鉄板だけど、ジャック・ブラックのブラックなコメントが面白かったなあ。「ドリーム・ワークスの映画で稼いで、ピクサーに賭けて大もうけだ」。でも、彼の言葉は世界中のファンの言葉を代弁しているよ。願わくば脚本賞も取って欲しかったし、作品賞にせめてノミネートして欲しかった。
  • ケイト・ウィンスレットのスピーチは大変よかった。「受賞スピーチの練習をしていないと言ったら嘘になります。8歳の時にお風呂の鏡の前でシャンプーボトルを持って練習しました。でも、これはシャンプーボトルじゃないです」「お父さん居場所を口笛で教えて」(間髪入れずピューー!!) 今まで世話になった人の名前を並べる時に「ピーター・ジャクソン」の名前が出たのは嬉しかった。ボクも『乙女の祈り』で彼女を知ったんですからねえ。でも、そこで家の奥さんがフと



「キャメロンは?」

と漏らして大爆笑しました。もう、ケイトったらうっかりさんだな。(どんだけDVDが出直しても、ディカプリオ共々登場しないぐらいですからねえ……)

  • ダニー・ボイルが受賞したのもびっくり。いっつも風変わりなエンターテインメント作品を撮り続ける監督だけに嬉しかった。受賞後に『28週後…』の続編を撮ったらさらに男が上がるぞ!

スラムドッグ$ミリオネア』が凄く観たくなりますね。面白そう。公開の規模も大きくなりそうですね。

全体的に凄く楽しかった授賞式でした。