男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

ストレンヂア -無皇刃譚- [Blu-ray]

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アプローチはすごくいい

WOWOWでの鑑賞。

物語にのめり込ませるような力は感じられないのですが、今時劇場版オリジナルでこれだけしっかりとした作品を作ったというのは大変素晴らしいと思います。

高山文彦が脚本を書いているからなのでしょうが、主人公の超人的活躍という展開ではなく、キチンと武士たちが戦いに参加しているあたりは楽しめました。

ただ、剣戟アクションとしては全然燃えるところがなかったのは残念でした。思えばこの映画の監督が作画をしていたという『カウボーイ・ビバップ劇場版』の立ち回りも全然燃えなかった。なのでこの監督の資質がそういうものに向いていないんでしょうか。理由は単純に予想外のことが起こらないからだと思います。作画にしろ、カメラワークにしろ、殺陣にしろほとんどがお膳立てが整うように起こる。もっとこう生理を切り刻むような手法が必要だと思います。燃えには。

あと、長瀬君の吹き替えは上手下手よりも「強そう」に聴こえないのが残念。大塚明夫とか声だけで強そうだもん。