男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

キングダム/見えざる敵 [DVD]

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社会派を装ったエンターテインメント。

マイケル・マンが絡んでいるのでどんだけ硬派なのかと思っていたのですが、中身は意外にオーソドックスな異国アドベンチャーという感じです。
もちろん表面上はテロの問題が大きく扱われているのですが、少数のグループが異文化の国へ行ってそこで知り合った仲間と友情を育みながら目的を果たすと言うのは、昔からアクション映画では定番のプロットです。

なので中盤で打ち解けられなかった地元の警官と仲間意識が目覚めるあたりからは一気にエンターテイメント色が強くなって盛り上がりました。

アクション映画のような売りですが、基本的には銃撃戦とかは終盤だけ。後はカルチャーギャップに苦しむ主人公グループの悪戦苦闘による捜査がメインです。

残念なのはせっかく4人に絞り込んだFBIのグループのキャラがあまり立っていないことでしょうか。ジョブスキルもそれぞれ割り当てられているのに、それを生かす場面はほとんどない。役者もクリス・クーパーなど非常に美味しいところを使っているのですが、キャラとしてはあまり存在意義が感じられませんでした。

やはりメインは主人公のジェイミー・フォックスサウジアラビアの警官隊長との友情になるんでしょうね。実際あの辺りが本編の中でも際立っていましたし。

一番近いのは『ブラックレイン』でしょうかね。