バトルスター・ギャラクティカ #2『ウォーター』
早速戦闘シーンはないけど、まったく問題なく素晴らしい。
今回はギャラクティカの水タンクが爆破されたことによって、ブーマーたちが水を探す話。
と書くとサバイバル系のお話では定番と言えるストーリーなんですが、そこはギャラクティカだけあって、水が少なくなってしまったことで船団に様々な問題生じる過程を”会議室での質疑応答”で展開させる、相変わらず痺れるアプローチでやってくれます。
もちろんこれはテレビシリーズなので様々なシークエンスを描写する予算がないということも当然あるわけですが、脚本のロナルド・D・ムーアが確信的にこういったアプローチを選んでいることは間違いありません。相変わらず手持ちカメラの緊張感が冴え渡る演出も素晴らしいです。
加えてブーマーの持つ混乱具合もサスペンスたっぷりに描写されてこちらもたまりません。
基本的にはスペース・オペラの体裁をとっているギャラクティカですが、ジャンルで言うと完全にサスペンス・ドラマとしか言いようが無いですね。それでいてキッチリSFのエッセンスも存分に盛り込まれているので、本当に毎回楽しめます。