男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

川井憲次コンサート

と言うわけで行って来ました。横浜はパシフィコ横浜へ。

かなり昔にこの場所へは来たことがあるようで、手前の海辺を覚えています。

コンサートは5時開始で、8時には終わりました。15分の休憩が入るので正味2時間45分ぐらいでしょうか。短く感じましたが結構長かったようです。

いきなり一曲目が

パトレイバー2 the movie』から”Unnatural City”機動警察パトレイバー 2 the Movie DVDバージョン サントラ盤

チリリン……という特徴的な音がパーカッションの方がぶら下げている何かを指でたてていたのが非常に印象的でした。

続いて愛知万博の『めざめの方舟 Original Soundtrack』で西田社中の方々が登場。このコンサートでは彼女たちが大活躍することになります。そして、パーカッションの連打が激燃え。

川井憲次のおどおどとしたMCが雰囲気が良くて、曲の合間に次に演奏される曲の紹介にあわせて小話的なものが。

パトレイバー劇場版二作からそれぞれテーマ曲が演奏されて、いきなりヒートアップ。

”Theme of PATLABOR 2”
”ヘヴィ・アーマ”

ヘヴィ・アーマーの時は1作目のオープニング・シークエンスがバックに流されて、雰囲気抜群でした。生演奏なのにほとんど劇中のシーンとピッタリ合っているのも何気にサントラのコンサートだなという感じでしょうか。

とにかく『2』の、ダンッダダンッッ!! ダダンダダンッ!! が燃える燃える。

横浜でベイブリッジがすぐそばにあるので、まさか『思ひ出のベイブリッジ』はやらないだろうなあと思っていたのですが、さすがにそれはなかったです。

攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL
ケルベロス』では、お姉さんに買ってもらったというギターでギタリストとらしい曲を演奏したりして、第一部の最後は『攻殻機動隊』のエンディングで名曲”謡3”を再び西田社中の方々が登場して演奏。

15分休憩して、第二部。

個人的には第二部の目玉としては『リング』のアレを演奏したことでしょうか。「リング」「らせん」
こいつが呪いのビデオをバックに始まり、いよいよ貞子登場シークエンスになったあたりは無茶苦茶興奮しました。ご本人も「コンサートでやるのはどうかと思いましたが」という風に仰っていましたが、それでもコレが生で聴けただけでも意義深いです。

この流れで是非『デビルマン』もやって欲しかったところですが……

イノセンス オリジナル・サウンドトラック
イノセンス』もメインテーマの”傀儡謡-怨恨みて散る”だけかと思いきや、ぶっ続けで本編のクライマックスで使用される”傀儡謡 陽炎は黄泉に待たむと”が映像と共に演奏されたのが燃えました。恐らく9分弱の演奏をそのままやっていたように思います。茂戸藤浩司さんによる太鼓もド迫力!

これが出来るなら『パトレイバー2』の”Outbreak”もできたんじゃないかと思いますが、演奏しているほうも気が変になりそうだって書いてあったので無理なんでしょうね。

アヴァロン ― オリジナル・サウンドトラック
そしてクライマックスは『アヴァロン』から”LOG IN”!!
演奏前に「演奏が非常に難しい」と前置きして、なんとティンパニが10台と言う編成だったようです。結果的に異様なぐらい燃える演奏でした。しかし、オープニングの”LOG OUT”じゃなくて、エンディングの”LOG IN”をやるとは。一瞬耳を疑いましたよ。え!? そっちやるの!!

第二部最後を飾るのは『機動警察パトレイバー劇場版』から名曲のエンディング・テーマ”朝陽の中へ”。これは演奏している人たちも非常に気持ちよさそうで、聴いているほうも凄く気持ちよかったです。まさに川井憲次そのものという感じの曲ですもんね。

紅い眼鏡(完全盤)

最後にアンコールで『紅い眼鏡』から”エンディング・テーマ”

ある意味本編にまるで似つかわしくない、カッコよすぎるテーマ。でも、何度聴いてもやっぱりカッコイイ! これが生演奏でやられると迫力満点でさらに燃える燃える。もうずっとあのフレーズを演奏し続けて欲しいと感じました。

最後はスタンディング・オベーションまで起こって、大満足のうちに幕を閉じました。

いやあ、本人も仰っていましたが、このくらいの規模のコンサートはもうないんじゃないかと言うことなので、本当に行って良かったです。