パイレーツ・オブ・カリビアン　呪われた海賊たち

こうかくと、「おお、ブルーレイを買ったなあ」となる時期なのですが、残念ながら日曜洋画劇場での話です。なぜならボクは劇場で観ていない上に、WOWOWで以前放送していたHD版を一時間ほど観てやめてしまっていたからです。

別に面白くなかったわけではなく、多分眠くなってしまって途中でやめたが、そのまま面倒くさくなって消してしまったというのが真相。

今回ちゃんと通してみたのですが、ジョニー・デップ扮するキャプテン・ジャック・スパロウの魅力的過ぎる芝居や、呪われた海賊たちのやたらとコミカルでそのままなビジュアルをキチンとCG処理で映像化している部分、海賊船をはじめとする帆船のカッコヨサやその戦いぶりなどなど、ディズニーのアトラクションを映画化するという仕事に対しての最高で最善のアプローチを果たしている作品ですよね。ゴア・ヴァビンスキー監督にこんなセンスがあったなんて。

特に「野郎ども行進だ！！」とジェフリー・ラッシュが吼えて、キャプテン・ジャック・スパロウが「歩くの？」と言ってから、暗い海底を横一列で歩いて進む不死身の海賊たちのビジュアルは最高でした。ありゃあ燃える。

明らかにカットされているのが分かったり、ものすごく無粋なシーンでＣＭになったり、提供のバックに思いっきりクライマックスのネタバレがあったり、地上波丸出しの放送はテレビ放送で育った人間にはまるで許容。それにしても地上波でも32インチでしたら充分綺麗に観られるもんです。波の表現や背景の描写もかなり綺麗でした。ジャックの汚れた顔や海賊たちのボロボロ描写も文句なし。これはもしかしたらブルーレイ買っちまうかもしれないです。デュアル音声で原語も吹替えも5.1chという贅沢さはさすが日曜洋画劇場。

来週はWOWOWで『デッドマンズ・チェスト』が放送されるので、そちらを観たら劇場で『ワールズ・エンド』も観ちゃいますかね。

パイレーツ・オブ・カリビアン呪われた海賊たち [Blu-ray]