男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

燃える予告編!!

AKIRAの特報(冒頭30秒に収録)

ボクがAKIRAで衝撃を受けたファースト・コンタクトが、この動画の冒頭部分に収録されている特報でした。(こちらにアップされているのは前売り券についてきたプロモーションビデオ。大友の投げやりなインタビューが素敵です。当時死ぬほど観ていたので、大友の貧乏ゆすりまで一挙一動を遺伝子が記憶していました)

AKIRAのイメージというのは、ずばり『バリバリ伝説』同様のヤンマガで連載しているヤンキー・バイク漫画でした。(『バリバリ伝説』もそういう低レベルなイメージにカテゴライズされない激面白漫画です。読んでいる方には説明する必要は無いんですが、一応。きゃぴりん)
しかし、あの映画版のポスター(バイクに歩いていく金田をバックから俯瞰で捉えた激クールな構図)を見てから「おや?」と思い出しました。
大友のキャラクターや異様な描き込みっていうのは、なんというか拒絶反応が激しくて、どうしても『幻魔大戦』を思い出してしまって、なんともハルマゲドンな気持ちになるんですよ。まあ、あの映画も大人になってから観るとやたらと面白いんですけど。
そういう意味で、あまり観る目の養われていなかったボクは、なかなか『AKIRA』に興味を引かれなかったんですね。
そんな時に、この特報を観てしまったんですよ。
芸能山城組の創り出した、今ではAKIRAといえばこの音楽ともいえる『KANEDA』のテーマにのって、スライドする高層ビル群、二分割の映像に横スクロールのテロップ、そのまま縦スクロールの映像に横スクロールのテロップがヤバいドライブ感炸裂で、止めが「もうよせ鉄雄、殺す気か?」「うるさああい! 俺に命令するなぁぁ!!」のプレスコによるシンクロ動画から、金田のアップからの急激なバイク・ストップ! たった30秒なのに血が沸騰するほど興奮しました。
大多数の同年代の人間がやったと思うんですが、一日中繰り返して観てましたよ。それも公開までの何ヶ月間。

予告編ってそれぐらいパワーのある作品だと思うんですよ。もっと、こういう血の沸騰するような興奮を味わいたくて、映画を飽きもせずに追っかけているんだと思います。

・・・

↑『コマンドー』の予告編

映画本編の燃え加減も半端じゃないんですが、この予告編にみなぎるジョン・ホーナーのパワーは最高。本編の音楽も半端じゃない激燃え加減なんですが、この予告編に使われている彼の『48時間』の曲は半端じゃないです。ボクの中では『48時間』の本編を観た時とは比べ物にならないほどこっちの予告編の使われ方のほうが燃えました。武装のシーンとタイトルをどんだけクロスするんだってな部分とか、燃えない人間の神経を疑いたくなる鉄板ぶり。
迷彩!字!迷彩!字!迷彩!字!迷彩!字!顔!字!顔!字!全身!!字!!全身!!タイトル!!!
ってどうかしてる!!
クライマックスの音楽のみで映像がモンタージュされる場面も、ためにためてからシュワルツェネッガーがゴム風船でターザンするときのカタルシスが凄すぎで、お馴染みの予告声もハマりすぎ。

飛行機から飛び降りたくなる映画NO.1

・・・