男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2007年 06月号 [雑誌]

悪魔のいけにえ』の紹介が載っているというので読みましたが、珍しい写真がてんこ盛りな上に、あの凄すぎる音楽についても言及していて満足度の高い特集でした。

また、『悪魔のいけにえ』の完成度に対する功績に関して、美術のロバート・A・バーンズについてもページを割いているのも素晴らしい。

あの美術があってこそ、あの音楽があってこそ、あのカメラワークがあってこそ、あの芝居があってこそ、あのテキサスがあってこそ。

悪魔のいけにえ』の演出に関してよく「即興演出」云々という言葉が使われるのですが、あの映画がそんな適当な演出で成り立っているわけが無いのは、ちょっとでも映画制作に携わったり、映画を本当に理解している人間ならわかるはずなので、この言葉があの映画に使われる論評にはついつい反発してしまいます。ですので、この雑誌での論評でも最初にこの言葉が使われて「またかよ」と思ったりしたんですが、内容としてはきちんと「計算された演出」と理解されているので楽しめました。「即興演出」って言葉の持つイメージって、あの映画には合わないと思うんですけどねえ。

「ドキュメンタリー・タッチ」もどうかと思うんですよねえ。ドキュメンタリーでわざわざレール敷いてブランコの下をカメラがくぐって家に近づく人物を広角レンズでスムーズに追うかって言う話ですよ。

http://blog.livedoor.jp/livefreaky/archives/50937996.html

↑BOXアートが発表されていますが、気合入りまくりでかなりかっこいいですねえ。ディスクのデザインしびれる!

でもディスクの表記に〔片面一層〕というありえないスペックが!! まあマスターのディスクがそうなんでしょうから、そこまで求めるのは酷なんでしょうけどね。HDマスターを使っていながら(しかも音声解説二つも入れて容量を喰っておきながら)一層て!!

また権利でもめない内にHD版を発売して欲しいもんですねえ。