男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

キング・コング デラックス・エクステンデッド・エディション(3枚組) [DVD]

購入してからしばらく経つのに、やっと観ました。

ただ、まだ本編のみ……

相変わらずの吹き替え、音声解説字幕にて鑑賞。

今回もフラン・ウォルシュはおらず、フィリッパ・ボウエンとジャクソンの二人による解説。撮影時の裏話や、冗談たっぷりの楽しい音声解説でした。オリジナルでも最高の場面転換である、コングの運搬シーンを全部省略して一気にN.Y.へ飛ぶディゾルブ(リメイクではフェード・イン)に関しても面白い話が聞けました。リメイクするにあたって、周りの人間から「運搬シーンをついに描くのか?」と訊かれたジャクソンは、「まさか!」と答えたそうです。分かってるなあ。ただ、冗談で途中に立ち寄った南米で逃走するエピソードや、舞台裏にどうやって運び入れたのかを映画にするとか言っていました。面白そうだ。

画質は二枚組みにしたことで更に高画質になっていました。音声はドルビーデジタルの英語音声と吹き替えのみなので、さらに余裕があるのかもしれないですね。本編のそれぞれのディスクにも未公開映像とプレビズ、予告などの特典も収録されていました。プレビズはかなり細かく作りこんでいて、音声解説でも話していましたが、撮影前にかなりイメージを固めているようですね。

エクステンデッド・バージョンの追加シーンの中でも特に重要な、オリジナルに沿った最初の恐竜との遭遇や、沼でのピラニアドンの襲来はかなり派手なシークエンスで面白いのですが、あの劇場版にこれを詰め込むとさすがに胸やけが起きる可能性もあります。ピラニアドンに水中で追われるドリスコルのシーンなどはなかなかいいのですが。音声解説でも言っていたのですが、例のムシムシ大行進のシークエンスは絶対に入れたかったらしく、カットできないようにデナムもドリスコルも一緒に落ちるようにわざわざ脚本段階で保険をかけていたそうです。そこまでするか。

しかし、何度観てもV−レックス3匹との一大バトルは凄すぎます。空中ブランコといい恐竜ロデオといいアイデアが素晴らしすぎる。あれだけ危機がてんこ盛りなのも最高。ああいうシーンがあるかないかで映画の価値は決まりますな。