男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

カーズ [DVD]

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「勝てばよかろうなのだぁぁぁ!!」

のカーズではなく、ピクサーの新作であり、ジョン・ラセターが久々に自身で監督を担当した作品です。

今のところピクサーの作品はものすごく安定したクオリティで観た後の満足感は高いのですが、ボクの中では『トイ・ストーリー』の1,2が飛びぬけて素晴らしいせいで、どうも他の作品は見劣りしてしまうのです。もちろん単体で観ればどの作品も水準をはるかに超えて楽しめるのですが。
なので、その二作品の生みの親であるラセター監督が自分自身で監督を担当していると聞いて、特別に意識して観る事になりました。

結論から言うと、非常に楽しめました。やはり『トイ・ストーリー』シリーズのような神がかった感覚は無いですが、オーウェン・ウィルソンのとぼけた味わいや、ポール・ニューマンのいぶし銀の芝居なども含めて、質の高い作品に仕上がっていると思います。何より自分自身が年齢を重ねた所為なのか、この作品のテーマである「寄り道賛歌」には素直に感動しちゃいますね。
あと、トムとジェリーの真ん中の話などで、車の擬人化に対するアメリカ人の異様なこだわりもすんなり受け入れられたのも大きいかもしれないです。(小バエまで車て!)