男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

地獄の世紀(上) (扶桑社文庫)

地獄の世紀(上) (扶桑社文庫)

地獄の世紀(上) (扶桑社文庫)

宇宙戦争」を読んでから、どうにも終末SFが気になっていたのですが、その中でも以前から気になって仕方がなかったのがこの小説。作者のサイモン・クラークは「トリフィド時代」の続編「ナイト・オブ・ザ・トリフィド(未訳)」を書いている作家だったので、その流れで「トリフィド時代」も読んでみたわけです。*1

そしてやっとこさ「トリフィド時代」が終わったので、取り掛かったのですが、物の見事に引き込まれてドンドン読んでいます。読むのが遅くなったんじゃなくて、ボクをグイグイ引き込むような小説が少なくなったんだと気づきました。いや、ボクのそういう興味が狭くなったというべきでしょうか。

永井豪の「ススムちゃん大ショック(こちらの電子図書で読めます)」は、それはそれは強烈なインパクトのある短編なんですが、こちらもあらすじは殆ど同じで、大人がある日突然子供たちを殺し始めるというモノ。冒頭部分からそれはもうひきこまれています。

*1:「トリフィド時代」の原題は「デイ・オブ・ザ・トリフィド」で、無論「死霊のえじき」の原題「デイ・オブ・ザ・デッド」を思い出しますね。 この「時間オブ・デ・何とか」って言うタイトルのパターンって何が源流なんでしょうねえ。「ナイト・オブ…」だと「狩人の夜 (創元推理文庫)」も「ナイト・オブ・ザ・ハンター」だし… トリフィドは1951年刊行 狩人の夜は1953年刊行 これらよりも先にあるかなあ…… まあ、何にしろこういうタイトルは実にカッコイイと思うんですね。