男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

バス停留所 [DVD]

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中学生の頃にお正月の深夜放送で録画したモノを何度も観ていたこの作品ですが、今回テレビ東京が当時と同じ吹替え版で放送してくれました。やっぱりこの向井真理子のモンロー声は安心します。

この映画は舞台の映画化なのですが、映画では序盤に登場したバス停留所が終盤で主な舞台になるとは言え、映画の中ではロデオ大会が行われている町が結構主な舞台になっています。なので、子供心に「バス停留所」って何でこれがタイトルなんだろうと思っていました。多分舞台ではこのバス停留所が主な舞台なんでしょうね。舞台の事は何にも知りませんが。

この映画はジョシュア・ローガンがあんまりモンローの顔が可愛いので、超どアップでアップを撮ったことからクローズ・アップの元祖としても有名ですね。テレビでは3:4の比率ですし今では珍しくもないアップなのですが、シネスコサイズの画面いっぱいに顔が入るようにしているために、おでこの上と口の下が切れてしまうのようなアップになったのが当時では画期的だったんでしょうね。劇場で観るとかなり効果があったんじゃないかと思います。当時としては。

今観ると、「田舎から出てきた歌唄い」として登場するモンローの衣装が結構ほつれていたりするの判ったのが印象的でした。モンロー扮するシェリー(主人公のボーからは必ずチェリーといい間違えられる)が、ウソをつくのが苦手だったり、モンロー独特のたどたどしい台詞回しの所為で、性根はいい娘なんだろうけど男性遍歴が多いというあのキャラクターにバッチリあっています。

勿論モンローの映画として印象に残る映画ですが、終盤で大活躍するバスの運転手カールも結構美味しくて、バス停留所の女主人やその娘なども舞台ではもっと活躍するんだろうなと思わせます。明るくて感動的なカントリーソングも凄く良いです。


誰にとってもどうでもいいことなんですが、ボクは長年雪が降ったりして寒くなると

「さぁあむぅぅい!」

と妙なイントネーションで無意識で言っていたのですが、この映画で登場するバスの乗客の男の子が思いっきり、そのイントネーションでその台詞を言っていました! 勿論吹替えで。ははは。