男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

デッド・ゾーン〈上〉 (新潮文庫)

デッド・ゾーン〈上〉 (新潮文庫)

デッド・ゾーン〈上〉 (新潮文庫)

デッド・ゾーン〈下〉 (新潮文庫)

デッド・ゾーン〈下〉 (新潮文庫)

ここしばらく重度の小説離れを起こしており、かなり長い間小説を読んでいませんでした。読みたいものはいっぱいあるのに、ちょっと読むとすぐに気だるくなって投げ出してしまい、手軽に読める漫画ばかり読んでいました。勿論漫画ばっかり読んでいてもいいのですが、小説にも読みたいものがいっぱいあるので、こりゃ困ったなあと思いました。何年か周期にこの小説離れは起こるのですが、今回は引越しの準備の際に古本屋さんで買ってあったこの「デッド・ゾーン」(なんと上下で100円!)を見つけたので、

「ショック療法というやつをためしてみるか」

と思い立ったわけです。

スティーヴン・キングは高校生の頃に

呪われた町(上) (集英社文庫)

呪われた町(上) (集英社文庫)

↑吸血鬼モノにはまっていた時期に読んだのですが、圧倒的に面白くて、ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)」を読んだ直後にそのまま朝方まで一気に読んだのを覚えています。幸せな体験でした。

キューブリックの映画版に強烈にハマって、すぐに読み始めました。上巻がてこずったのを覚えていますが、下巻に入ってからは一気に読んでしまいまいた。これも映画版とは全く違う展開が燃えに燃えます。そして怖いです。

と読んでおり、短編集もいくつか読んでいるものの、長編はリチャード・バックマン名義の

↑一応書いておかないと誤解を受けるのですが、シュワルツェネッガーの映画版とは別の代物です。原作となっていますが、まあ無視したほうがいいです。とにかく面白いので読んでいない人は今すぐに本屋さんへ。

↑これは友人の家で読み始めたらとてもじゃないけど止められなくて、そのまま借りて帰って一気に読み上げました。「参加者が歩き続けて、歩けなくなった者から殺されるゲーム」という設定だけで大ショックで、今でもたまに読み返してます。ただ歩いてるだけなのに凄い恐怖感と緊張感なんですよ。

などを除けばそれほど読んでいないのです。

で、ここはちょうど

ザ・スタンド 1 (文春文庫)

ザ・スタンド 1 (文春文庫)

*1

も文庫になったことだし、初期長編をおさらいしようじゃないかという勢いを奮い起こしたわけですね。

という訳で、実際に読み始めてから一ヶ月もかかってやっと読み上げました。

これは手間取るとかではなくてほんとに一日一日ちょっとずつ読んだわけだからですが、「デッド・ゾーン」自体静謐なタッチでゆっくりと進行するストーリーなのがピッタリ合った様ですこぶる楽しめました。

さすがに下巻の後半は一気に読んでしまいましたが、やっぱり初期のキングは凄いなあと感じました(後期なんて読んでないくせに!)。

次は図書館で借りてきた

ファイアスターター (上) (新潮文庫)

ファイアスターター (上) (新潮文庫)

に取り掛かります。

一応長編発表順に読んでいますが、やっぱり「スタンド」は後回しになりそうすね。せめて「IT」ぐらいは読みたいと思う今日この頃。

*1:それにしてもこの「ザ・スタンド」の発売をどれほど待ったんでしょうかねえ。当時高校生の頃から発売されるされるって噂だけはあったように覚えていますが。実際に発売されて手にとっても全然実感が湧かなかったことを覚えています。