男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

theEYE★★

期待していたのですが……

DTS-ESで観たかったので二回もDVDをレンタルしたのに、結局最初の20分ほどでつまずいていたので、結局最後までかあと言う印象です。

今回はWOWOWでの鑑賞。

結局、あんまり恐がれなかったのが残念でした。

思うにカメラの動きが観客に意識されすぎるのが問題ではないかと。でも、没頭できればカメラの動きは意識から外れると思うので、没頭させてもらえなかったのが一番の原因か?

物語としても、終盤で移植された目のドナーを探して原因追求したりというくだりがあるのですが、同じようなプロットの「リング」と比べても、ヒロインの動機に感情移入しにくいのです。「お化けが見えて恐い」っていう動機ではどうも。せっかく病室の友達だった子供がいたのですから、その子の命を助けるためとか(陳腐ですが)、その子が死んだのだから自分の命のためとか、そういう何らかの貫通目的を持たせないと娯楽映画としては駄目だと思うのです。
もっとも、矛盾しますけど、「純粋な恐怖映画」としてなら、そういう貫通目的はあまり意識しなくてもいいと思うんです。ただそれは「恐怖映画」として優れていたらですから、恐くない以上それは望めないわけで。
クライマックスのスペクタクルはサービス精神は買うのですが、とってつけたような感じが否めないのはプロットのパーツとして機能していないからではないかと思います。(同様のアイデアの「プロフェシー」は、そこがミステリとしてのクライマックスになっているので機能は抜群)

まあ、とりあえず恐くないのがいけない。