男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

アルカトラズからの脱出

この映画は脱獄映画ファン(絶対に存在する)にとってはバイブル的な存在ですが、先日テレビ東京がやってくれました!

山田康雄の吹き替え版!!

日曜洋画劇場で録画して死ぬほど観ていたバージョンです。

この吹き替え版の何が凄いかって言うと、登場人物のせりふはきわめて少ないくせに、イーストウッド山田康雄なのは当然として、所長が納谷悟朗で、イーストウッドの理解者である黒人グループのリーダー、イングリッシュ役を小林清志がアテているという、きわめてルパン濃度の濃い面子!

イングリッシュが座っている黒人グループのところへやってきたイーストウッドが、挨拶もそこそこに帰ろうとする時の会話が最高で

清志「わざわざやってきたのにお前がここに腰掛けねえ理由は二つに一つだ……臆病風に吹かれたのか、黒人が嫌ぇかだ……どっちだ坊や?……ブルってきたのか?」
康雄(戻ってきてゆっくりと座ってニヤリ)「いいンや(この言い方が康雄!)……黒人が嫌ぇだから」

カット版なのでテンポが早い反面、ノーカット版を見てしまうと緻密なディティールの積み重ねが魅力のこの映画のよさを少し損なっていますが、面白さには何の変わりもありません。

絶対にトイレの壁をつめきりで掘りたくなる映画です。

そういえば、残酷描写がカットされていました。大したことないんですけど、登場人物が何にびびっているのか分からない。ははは。

「ジンマァァマンさん!!! 斧を貸してください!!」