男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

マトリックス・レボリューションズ★★★★

本来なら、もっと根本的な部分で「何でこんなに自分が燃えたのか」を書き記すべきなんでしょうが、それはまた別の機会に自分の中の「燃え学」としてまとめたいと思います。

で、

短絡的に個人的に燃えた細かい部分を列挙してみたいと思います。

○セラフとトリニティたちがトレインマンブルース・スペンス久々にみたけど、相変わらず顔が長い)を追いかけるときの、自動改札(?)の越え方。セラフの素早さもカッコイイが、トリニティなんて前転っすよ。細かく燃える。

○地下駐車場でゆっくりと歩いてくるセラフ。

前半はセラフが美味しいところを持って行きまくるんですが、それの白眉がここ。サントラの「TETSUJIN」がドコドコ鳴るなかでも、二段回し蹴りに燃える。

○列車から降りてサングラスを外してネオに駆け寄るトリニティ。かっこいいトリニティの見納めであるだけでなく、キャリー・アン・モスの表情がすごくいいです。燃えというよりも感動。

○みんながアレコレ深刻な話をし続けているのに、突然「一言だけ…船を貸してくれ」と素っ頓狂な事を言って場をドン引きにするネオ。敵陣へ乗り込むっていう展開が燃えます。この時のロゴス号艦長ナイオビが燃えさせる。自分の船をネオに託して、モーフィアスとの会話。

「救世主を信じているのか?」
「いえ」
「では、どうして船を貸す?」
「それは、彼(ネオ)を信じているから」

燃える!

ナイオビはイチイチ燃えるんですが、レボリューションズの好きなところは生身の人間が大活躍することです。リローデッドで散々(CGIのチャチさまで含めて)マトリックス内の幻影ともいえる戦いを見せ続けられただけに。キャプテン・ミフネしかり、カプセル生まれのモヤシ男(キャプテン・ミフネ命名)しかり、リンクの奥さんジーしかり。

ネオとモーフィアスの別れも感動燃え。

「あなたに会えて光栄でした」
「それはわたしの方だ」

僕は二度と会えないというシチュエーションが死ぬほど好きです。ネオが死地に赴くことを知っているモーフィアスとの別れは感動します。

ザイオン・ドックでの戦争全部。

ここは燃え濃度が濃すぎて何やってるのかすら怪しいんですが、前振りの段階から素晴らしくて、キャプテン・ミフネとカプセル生まれのモヤシ男の会話からして激燃え。

「いくつだ?」
「…18です」
「16だといったら信じただろう」
「…16です」
「入隊は18以上からだ」
「機械は16でも容赦しません」
「その通りだ」
「お願いです、立派に戦って見せます」
「その言葉が偽りなら、機械も俺も容赦せんぞ」

燃える!

○また、APUに乗り込んだキャプテン・ミフネと、その横を走り抜けるガキとのアイコンタクトが燃える。その後のキャプテン・ミフネの檄は言わずもがなとして。

○センチネルの量が半端じゃないこと。途中から濁流のように出てくるあたりの「絶対に勝てねえ」加減は凄いです。立ち向かうキャプテン・ミフネたちに燃える。

○自立式巨大掘削ドリル。

こいつが足を広げて立ち上がりだしたときはどうしようかと思うほど燃えました。また、やっとやっつけた直後に「別のです!」も遠慮のエの字もなくて燃えすぎ。やっぱり「燃え」と「絶体絶命状況」は相性が良すぎます。

○「やるのよ」

危機一髪でカプセル生まれのモヤシ男を助けた、ジーの一言。誰よりも男前です。リローデッド観てた時点でこんだけこのキャラが活躍するとは夢にも思いませんでした。

○ロゴス号が一瞬雲を抜けて空に出るところ。

○「負けはしない」

最後の戦いに赴くさいのネオの決めセリフ。この後のバトルを盛り上げます。

○ネオ対スミス

サントラの激燃えスコア「NEODAMMERUNG」がガンガンにかかるなかで、いよいよ対峙するネオとスミス。リーダー・スミスがスポットライトの中に歩み出る引きの絵が堪らなく燃える。来た来たって。

ガチンコバトルの、雷鳴ごとのスロー処理をブリッジにしてイマジナリティー・ラインを交互に越えて寄っていくカメラに燃える。

雨の効果でパンチの効果音に飛沫のイフェクトが加わり、格闘シーンの肝であるパンチの擦過音が素晴らしく燃える。

屋内戦に突入しての、スミスの立ち方が実にプロレス風な見得の切り方で燃える。斜めに立ってね。

対するネオが、いよいよドラゴンが憑依しての「血、ペッ!」&「手招き」! 血液が沸騰する中をシルエット処理での格闘がかっこよすぎ。

空中戦に突入するや、水球の衝撃処理や、雷鳴をバックにした実写史上初の「文字通りの劇画タッチ」に痺れまくる。あんなの初めて観ました。

そして、ネオのゴールド・エクスペリエンス・ナックル・アロー!(痛みがゆっくり襲ってくるぅぅbyブチャラティ)指の痕まで緻密に描写したところで、またもや「劇画タッチ」炸裂。自分の目が信じられない気分でした。

○エンド・クレジット

これだけ燃えるエンド・クレジットは滅多にないんじゃないでしょうか。サントラの「NAVRAS」がギャンギャンに燃える中で次々と現れるクレジットにたぎりっぱなし。しかも、最後の最後のシルバー・ピクチャーのロゴで音楽が頂点を極めてそのままズバっと終わる。

やっば過ぎます。


いやあ、まだまだあるんですが、取り合えず思うがままに書いてみました。