男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

マルサの女★★★1/2

伊丹十三監督作品は「タンポポ」とこれが凄く好きです。山崎努「俳優のノート」を読んでいるので、山崎努の映画を観たくなったのが動機。

「天国と地獄」はこの間観たし、もうちょっと歳をとってからのとなるとこれか、「タンポポ」になってしまう。(「赤ひげ」でもいいんだけど)

この映画をはじめて観たのは、足を折って入院しているときの病室。一気に引き込まれてグイグイ観てしまう。

何度見直してもこの映画の面白さには感心させられる。

殆ど盛り上げるような場面ではないのに、あの名テーマをがなりたてたり、サスペンス・タッチで盛り上げる。素晴らしい。

無駄なシークエンスが殆ど無く、徹底的にマルサの活躍と、山崎努のスリルに集中している。

あと、何度見ても面白いのは、パチンコ店の社長を演じる伊東四郎(ニン!)。顔面が紅潮する漫画的演出なども凄いが、やっぱりあの芝居がねえ。笑えるの笑えないのって。ちゃんとタフマン飲んでるし。

「わたしのお小遣いですよ。言うなれば!」