男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『ゼロ・グラビティ4DX版』グラグラ!ビティビティ!!の一体感!

全宇宙6億人のゼログラッキーの皆さんこんにちは。

今回広島に帰省したさい、友人に車を出してもらい小倉まで遠征し、4DXにてゼログラってきましたよ!

コロナという商業施設は初めてだったのですが、ゲームセンターやら温泉やらボウリングやらが一緒になっているアミューズメント施設なんですね。いわゆるショッピングモールに併設されているシネコンとは雰囲気が違う。

まあ、映画館エリアはわりと静かでシネコンとそれほど変わりはないのですが、やはりアトラクション性の高い4DXというシステムが似合う施設なのは確かです。

スクリーンのアスペクトはちょっと驚いたことにシネスコサイズ。先入観でビスタだとばかり思っていたので驚きました。

3D方式はReal3Dだったので、ボクが常に持ち歩いているイオンシネマのクリップオンメガネがそのまま使えて非常に快適。

安全性を考えてのことだと思うのですが、場内の特に階段周りに非常灯が点灯したままになっているので、スクリーンの明るさがかなり落ちてしまっています。単純にちょっと暗い画面です。

4DX自体が初体験だったのですが、想像以上のアトラクション感に衝撃を受けましたよ。

冒頭部分のクルーニー兄貴の宇宙遊泳に合わせて座席がゆっくりと動くのは、車酔いしやすい人にはかなりキツいと思います。自分も少しめまいを憶えました。もっとも、宇宙の重力の喪失感を体感できるという意味ではすごいんですけどね。「からだの中の物を全部吐き出したよ」とマットが言うに至っては苦笑するしかないぐらいw

おどろくべきことに、サンドラが工具を掴んだり、ネジをゆるめたりするたびに微細な振動が入ってきて、実はこのディティールの細かい再現が一番驚きました。ディズニーランドなどの文字通りアトラクションと同じようなガタガタだけを想像していたので、この設定をしている人はかなり映画に没入することを念頭に置いていることがわかります。これは信頼できる仕事です。

実際デブリが襲ってきてからのガタガタぶりにもキチンとスクリーン内の「主人公の衝撃」をキチンと再現しており、恐ろしいほどの一体感が味わえます。

そして、『ゼロ・グラビティ』という作品自体が、あまりにもこのシステムと親和していて、IMAX共々普通の劇場体験ではフォローしきれない化け物みたいな作品だと痛感させられました。

4DXは座席の振動だけではなく、匂いや風も起こるのですが、宇宙空間でそれはないだろうと思いきや、ISSでの火事のシーンで効果を発揮していました。あれも大変細かい設定だと思います。サンドラが背中をぶつける時なども通常の振動ではなく、ちゃんと突き上げるようなショックに変わっていたりします。

音声の信号などを元に機械的に振動を付与しているんだろうぐらいのナメた予想をことごとく覆してくれます。

もちろんどの映画でも適しているのかといえば判断が難しいのですが、ゼロ・グラビティのようなアトラクション性の高い映画だと思う存分効果を発揮するので、二度目三度目などになると非常に楽しい劇場体験ができると思います。

それこそ3Dと違って絶対に家では再現できない体験ですからね。

なお、中国のステーションに移動してから大気圏突入のクライマックスでは、完全にライアン・ストーンと一緒に生死の境を味わうことが出来ます。あれはとにかく体験してみて欲しいです。ブッチギリの一体感が味わえますよ。

現在4DXは名古屋と小倉のコロナワールドにしかないですが、わざわざ遠征していく価値は大いにあります。