プログラム36『銀河ヒッチハイクガイド』★★★1/2
銀河ヒッチハイク・ガイド [Blu-ray]
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マーティン・フリーマンに酔いしれる
SFの事を調べていると、ダグラス・アダムスという名前と『銀河ヒッチハイクガイド』が出てくる。映画の方は知っているけど観たことがなかったので、安直に「映画なら」というけしからん動機で観始める。これが実に面白い。傑作。
我らのビルボ・バギンズ、そして現代のワトソンとして名高いマーティン・フリーマンが主演していることすら知らなかったので、彼が登場した瞬間からグワっとテンションアップ。
しかも、半ば無理やり愛する我が家から極端な大冒険に駆り出される役柄。さらに、ずっと寝間着という素晴らしさ!!
ありとあらゆるセンスがすべてツボ。
これも出ていることを知らなかったゾーイ・デシャネルがまた恐ろしく可愛い。この人が出ているだけで画面の華やかさが格段に跳ね上がる。
そして、銀河大統領という名にまったく相応しくないサム・ロックウェルがあまりにも外さない当たりブリ。
しかもクレジットにアラン・リックマンが出ているのでどんな役なのかと思ったら「塞ぎこんだロボットの声」!!!!! やっぱりアラン・リックマンの分かってる感は異常。
大好きな「ドタバタ冒険SF」に加えて、妙な哲学性もまぶされているのも好みです。究極の問いの答えが「42」って何だよ!!
高水準でセンスのいいVFXや、ジム・ヘンソンの会社が手がけた宇宙人たちも愛嬌抜群。
いやあ、それにしてもマーティン・フリーマンはいいねえええ。
藤子・F・不二雄の漫画を読んでいる時の幸福感が堪能できる傑作です。
小説も読んでみたいね。続編も気になるし。
銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)
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