男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

プログラム36『銀河ヒッチハイクガイド』★★★1/2

マーティン・フリーマンに酔いしれる

SFの事を調べていると、ダグラス・アダムスという名前と『銀河ヒッチハイクガイド』が出てくる。映画の方は知っているけど観たことがなかったので、安直に「映画なら」というけしからん動機で観始める。これが実に面白い。傑作。

我らのビルボ・バギンズ、そして現代のワトソンとして名高いマーティン・フリーマンが主演していることすら知らなかったので、彼が登場した瞬間からグワっとテンションアップ。

しかも、半ば無理やり愛する我が家から極端な大冒険に駆り出される役柄。さらに、ずっと寝間着という素晴らしさ!!

ありとあらゆるセンスがすべてツボ。

これも出ていることを知らなかったゾーイ・デシャネルがまた恐ろしく可愛い。この人が出ているだけで画面の華やかさが格段に跳ね上がる。

そして、銀河大統領という名にまったく相応しくないサム・ロックウェルがあまりにも外さない当たりブリ。

しかもクレジットにアラン・リックマンが出ているのでどんな役なのかと思ったら「塞ぎこんだロボットの声」!!!!! やっぱりアラン・リックマンの分かってる感は異常。


大好きな「ドタバタ冒険SF」に加えて、妙な哲学性もまぶされているのも好みです。究極の問いの答えが「42」って何だよ!!

高水準でセンスのいいVFXや、ジム・ヘンソンの会社が手がけた宇宙人たちも愛嬌抜群。

いやあ、それにしてもマーティン・フリーマンはいいねえええ。

藤子・F・不二雄の漫画を読んでいる時の幸福感が堪能できる傑作です。


小説も読んでみたいね。続編も気になるし。