男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『残穢』★★★

久々に登場した現代怪談モノの秀作

まさかのモキュメンタリーでテンションアップ!! 小野不由美を演じる竹内結子がどストライクの容姿でたまりませんでした、しかもクライマックスでは首コルセットまで装着してツボ過ぎました。そして、平山夢明まで参戦してきての怪獣大戦争状態に鳥肌たちまくりです。現代怪談好きは必見!

いやあ、想定外といいますか、よく考えたら何にも予備知識がなかったからなんですが、怪談=ミステリーの定石通りグイグイ引き込まれます。そして、モキュメンタリー形式なので安心。フィクション形式の怪談で、この手の題材は「自分も祟られる」ようで怖いんですよw

ルールは緩めの半ドキュメント形式なので、写真構成のルポスタイルとは違って、観客は守られているスタイルなのが心地よかったです。まあ、目論見としては観客も殺しにかかりたかったのでしょうが、そこまではいかないので助かったw というと語弊があるんですが。

もしかしたらなんだけど、それそのものがルポ形式(であろう)原作は、祟られちゃう系なんじゃないでしょうか? 現代怪談の真髄は通り魔のように無関係の人間が祟られちゃう恐怖ですよねえ。

観終わってトイレに行ったら、学生の子達が「佐々木蔵之助(平山夢明)だけペナルティねえのな」って話てて、大笑いしそうになりましたww そうそう、そこらへん妙なリアリティあるよねww あんたが一番広めてるだろうがと言う。まあ、ウイルスにとって宿主の身体が大事なのは道理かw

調べたら原作だと「平山夢明」本人として出てくるんだww もう映画でも実名で本人にやらせれば良かったのに。とはいえ佐々木蔵之助は好演。「おっと……」が素晴らしい。

編集長の人の素っ頓狂な声がどうにも聞き覚えがあると思ったら、『12人の優しい日本人』の優柔不断な主婦の人か!! 「むぅざい」

しかし、竹内結子は綺麗だなあ。首コルセット可愛いよお。

中村義洋監督の作品に出ている竹内結子は大変魅力的。ということは、当然下心があるに決まっている(褒め言葉です)。地味めのファッションがまたツボでねえw



竹内結子のこの衣装が特にお気に入り。


竹内結子のメガネがまた……。このメガネ欲しいなあ。



中田秀夫監督のような「殺意」には乏しいんですが、ルポスタイルという形式が功を奏していて、観ていて非常に楽しめました。何箇所かゾっとするシーンもあり、ヘタな虚仮威しに頼らない演出も好感が持てます。なかでも大家さんが語る自殺した人の前夜のエピソードが卒倒モノの怖さで、あれを「ああそういえば」的に思い出すってのも相当キモの座ったおばあさんだなと笑ってしまうぐらいです。わたしならハンドスピーカーで街頭演説してもおかしくないような恐怖エピソードでしたよ!


実話怪談系がお好きな方や、竹内結子ファンの方には自信をもってオススメします!!





(そうすれば穢れもちょっとは拭えるだろう……ふふふ)