男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『カプリコン・1』北米版Blu-rayを観ました。

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やはりオリジナル・バージョンではなかったけど

発送されてから約一ヶ月近くかかって届いた、ピーター・ハイアムズの傑作サスペンス『カプリコン・1』のBlu-rayを観ました。発売元はアメリカのシャウト・レーベル。

ジャケットに130分表記があったので、「まさか幻の日本劇場公開版か!?」とドキドキしながらプレイヤーに入れたのですが、何の事はないいつもどおりの123分版でした。

ちなみに、『日本劇場公開版』というのはこちらに詳しく書かれていますが、

1.カプリコン・1が火星へ着陸する前の、司令船と着陸船とのドッキング・シーン。この約5分間が全面的にカットされている。

2.エリオット・グールドが、パイロットの一人が言い残した言葉を元に、フラットロックという町を訪れた際、何者かによって狙撃されるシーンで、撃たれる弾の数が、劇場版より少ない。

3.日時のスーパーが入る。


この三箇所が違うそうです。


ボクも観たことはないので、いつかは観たいと思っているんですが……


・・・


Blu-rayの特典は予告のみで、音声もロスレスとはいえオリジナルの2.0のみ。映像のクオリティも近年のBlu-rayとしては特にリマスタリングも修復もされていないようです。勿論今だにレターボックス版しかない日本のDVDに比べれば問題にならないほどクオリティは高いんですけどねw

BSで放送されたHD版とさほど変わりはありません。

ただ、音は断然Blu-rayの方がいいですけどね。


それにしても久々に全編通して観るとやっぱり面白いなあ。

先日サントラも全編通して聴いたばかりなので、本当に音楽の使い方が恐ろしいほど上手くいっていますよね。あのリズムが聴こえてくるだけで、条件反射のようにサスペンスフルになるという。

でも、やっぱり全編通してみてもサントラのようなバラエティに富んだ雰囲気は殆ど感じられないというねw


あ、そういえば、先日も動画をあげましたけど、再録音盤とはいえサントラの一曲目っていうのは、本編で言うと「エンドクレジット」の音楽にあたるんですね。あれを一曲目に持ってきているだけで、別に「オープニング・テーマ」とアレンジが違うということではないわけでした。

まあ、どっちにしろ超燃えなんですけどね!!


しっかし、延々とサスペンスを積み重ねてからの、クライマックスで繰り広げられる複葉機対ヘリのスカイバトルは燃えまくりですねえ。あのスピード感と浮遊感は凄まじい。惜しむらくは時折入るスクリーン・プロセスの映像が興ざめなところでしょうかw


そういえば、ボクはハル・ホルブルックが大好きだったんですけど、思えばこの映画での「腹に一物ある」ブリが大好きだったからなんですよねえ。基本的にハル・ホルブルックはどの映画を観ても「腹に一物」あるキャラばっかりなんですけどねw

今なら間違いなくケヴィン・スペイシーがやるキャラでしょうねえ。