男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『激突!』穂積隆信吹替版を午後ローで観ました。

「ケチャップぐらい持ってくればいいじゃないか」

今やテレビでの映画放送はテレビ東京午後のロードショーが唯一と言っていいほどの状態です。

よく考えたら昼間っから毎日映画を地上波で流しまくっているというのはなかなか凄いことなんじゃないでしょうか。

そんな午後ローでスピルバーグ出世作『激突!』が放送。しかも、なんとボクの愛する穂積隆信吹替版での放送。当然スタンダードサイズのHD放送。素晴らしい。

『激突!』はいまだブルーレイにはなっていませんし、ブルーレイになったとしてもユニバーサルが穂積隆信吹替音声を収録してくれるとは限らないわけで、そういう意味でも完全な形で保存できたのは大変嬉しいことです。

この穂積隆信の吹替は、お芝居がとにかく素晴らしいことと(当たり前のようにオリジナルにないセリフもふんだんに入れてきてます)、脇の声優さんたちも粒ぞろいなんですね。なんと冒頭だけで流れるラジオ放送のパーソナリティーからし野沢那智白石冬美のコンビ(ふたりは実際にラジオのパーソナリティーで組んでいたんですよね)だし、何度観ても哀れなガソリンスタンドの女主人の声はロッテンマイヤーさんこと麻生美代子さんなんですよねえ。「ああ、わたしのトカゲが逃げてしまうぅ」

映画自体も飽きるほど観ているのに、何度観ても面白いってすごいことですよね。スピルバーグの才気が爆発しまくっている超傑作です。

個人的にブルーレイが発売されるときにはアメリカでテレビ放送された本当のオリジナルバージョンも収録して欲しいもんです。観たことが無いですからねえ。