『モンスター上司』★★1/2 - 男たち、野獣の輝き

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ワーナー・ホーム・ビデオ (2012-09-05)
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三人の男友達が、自分のサイテー上司を何とかしたいと思ってドタバタするコメディ

WOWOWのハリウッド・エクスプレスは僕の数少ないハリウッド映画の情報源なんですが、公開時に流されていたコリン・ファレルのハゲヅラ姿が強烈に印象に残っていたので今回観てみました。

サイテー上司はネチネチと常に厭味を言うケヴィン・スペイシー、父親の跡を継いだバカのコリン・ファレル、淫乱のセクハラ歯科医ジェニファー・アニストンの三人。この三人が主人公三人のサイテー上司を嬉々として演じているのがとにかく楽しい。

基本的には男三人が何とか上司を殺してしまいたいと画策し、黒人の詐欺師に吹きこまれた「交換殺人」をしようとするブラックコメディ。とは言うものの、スラップスティック・コメディと言ってもいいほどのドタバタぶりと、イキオイで押し切るタイプの作品です。まあ、決して出来のいい作品ではないんですが、結構笑えました。

やはりケヴィン・スペイシーの厭味ブリが徹頭徹尾ハマっているのに大満足。

黒人の詐欺師にジェイミー・フォックスが扮していたり、脇役がやたらと豪華キャストなのも不思議な作品でした。

ほんと観た後に何にも残らない作品なんですが、勿論この作品はそういった需要に応えるために作られているのは明白なので、適当に寝そべって楽しく鑑賞できました。