男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

ノーラ・エフロンさんが死去

恋人たちの予感』『ユー・ガット・メール』などの脚本や監督であるノーラ・エフロンさんが6月26日にお亡くなりになったそうです。

恋人たちの予感』が大好きで、『めぐり逢えたら』も大好きでした。最近観た『ユー・ガット・メール』『ジュリー&ジュリア』で個人的にまた注目していただけに残念です。



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厭なタイミングですが、去年この代表作二作がちょうどブルーレイ化されており、二枚で3000円セールがAmazonでも行われています。


1989年の年末、受験のために上京した初めての東京で、僕は『恋人たちの予感』と『バットマン』を劇場で観ました。みゆき座と丸の内ルーブルだったと思います。あの頃は東京の映画館っていうのは有楽町にしかないんだと思っていましたw

恋人たちの予感』は劇場で観た時から異様に大好きで、僕の中ではロマンチック・コメディといえばこの作品がナンバー1です。勿論メグ・ライアンも大好きになりましたが、相手役のビリー・クリスタルも大好きです。ハリーという偏屈でひねくれたユーモアの持ち主を完璧に演じていたと思います。それでいて離婚した奥さんが再婚すると知ってショックを受けたり、サリーのことを本気で心配したりする情の深い部分も実にいいのです。

美しいニューヨークの街並みを見事に捉えたバリー・ソネンフェルドの撮影も素晴らしかったです。

監督のロブ・ライナーも脂が乗りきっている時期の作品だけに演出がいちいちハマっていて絶品。

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『ユー・ガット・メール』はインターネットが普及し始めるほんの最初の頃に作られた作品で、Eメールを使ったロマンチック・コメディなんてとバカにしていたのですが、実際に観てみるとこれがまた実に良い作品で驚きました。メグ・ライアンが相変わらず恐ろしいほど可愛いのも凄いんですが、さすがのトム・ハンクスとの安定したやり取りも楽しいし、ニューヨークはやっぱり魅力的。思わず元ネタとされている『街角 桃色の店』もDVDで購入しちゃいました(パブリック・ドメインなので280円ぐらいで売っています)。


ご冥福をお祈りします。