『アクセル・ワールド』第5話を観ました。

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ワーナー・ホーム・ビデオ (2012-08-29)
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いよいよ原作第一巻のラスト。

シアン・パイルとシルバー・クロウのバトル、ブラック・ロータスの復活、戦いはまだこれからだ！　までが描かれます。

さすがにアッシュ・ローラーさんとのバトルとは違ってドシリアスな描写が連発するシアン・パイル戦。セリフを整理したり、バトルのテンポも水増しなしのアップテンポなので原作を読んでいる通りのイメージ。欲を言うならアニメならではのプラスアルファでバトル演出のクールさが観たかったと思いますが、ここは原作2巻に相当する『紅の暴風姫』編に期待しましょう。

ハルユキの独白が思いっきりセンチメンタル爆発なんですが、これはこれで原作通りなので問題なしでしょう。まあ、銀翼の覚醒シークエンスはもっと「つばさ」の大きさが欲しかったところですし、開放感の演出が乏しかったのは残念です。ただ、一旦翔び立ってからのロングショットの入れ方や空間処理は爽快感溢れるもので実に燃えます。

あと、やはり原作者川原礫さんを起用したブリキ・ライターの再登場はいいとして、原作小説で最も盛り上がる「飛行アビリティだ」「ブラック・ロータスの復活だ」という二大燃えセリフを（あくまでも）素人である彼に割り振ったのは大いに疑問です。あればっかりはちょっと脳内補正が厳しいｗ

一方シアン・パイル＝タクムが自分からシルバー・クロウの手を抜いて自決しようとする変更は、後のキャラクターに即したグッジョブだと思いますし、ブラック・ロータスをお姫様抱っこして飛んでいくシルバー・クロウを見上げながらの「やれやれ」もキャラクターに即した演出でＯＫ。

それにしても、ラストの病室シーンは良かったなあ。まさか黒雪姫先輩の三つ編みが拝めるとは。

次は10巻に収録された『遠い日の水音』エピソードのようですので、これまた楽しみです。