男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

ユナイテッド93

遺族たちへの最高の鎮魂歌
観客を傍観者から当事者に変えてしまう恐怖
その時、自分なら何ができたか・・・!?
ドラマ:2037位 (2010.09.09)

先日に引き続き「インパクトのある映画」ということなので。

通勤中にiPhoneに入れた『エリン・ブロコヴィッチ』を観ていい気分だった奥さんですが、この映画を観たことで疲労の極致に。悪いことをしてしまったかも。

以前から避け続けてきた映画ですが、ボクが「あ、」と思い出したので、奥さんが苦笑いして「思い出しちゃったか」と。やっぱり、避けるものなら避けたかった映画のようです。


久しぶりに見直しても、やっぱり前半部分の情報だけが錯綜していく描写と、人物たちに寄り添った「引き」の描写が燃える。

そして、そこから転じて一気に「当事者」のユナイテッド93便に観客ごと放り込む極悪なパニック描写。

ドキュメンタリックなカメラワークと「刻む」編集が効果的過ぎて、手に汗握るを超えた「喉がカラカラ」状態の緊張感をたたきつけてきます。

やっぱりすごいなあ。


奥さんからは「そろそろ明るくて楽しい映画」をと希望が出ました。ううん……何にしようかなあ。