男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『鋼の錬金術師』最終回

少年漫画の王道

先月から待ちに待ったガンガン発売日。

もちろん『鋼の錬金術師』最終回。読んでも読んでも終わらないんじゃないかと思えるほどの大増ページで、遂にこの傑作が終わりましたよ。

「物語は終わらせるのが一番難しい」わけで、ここんところの長編化傾向の強い連載漫画の中にあって、「まともに終わった」希有な作品だと思います。もちろんこの作品も一昔前なら「大長編」ですし、連載期間もなんと9年だったわけですが、これだけ作者の掌にからだを委ねて楽しめた漫画も珍しいです。

だいたいが「チャンネルを合わせる作業」が脳内で必要になる年齢になっていますが、毎月毎月トリップしてしまうほど「没頭」できた漫画でした。

そして、クライマックスに突入してからは毎月のテンションが異常の極地で、それが何と数年続いたという絶倫状態。

しかも、右肩上がりに上り詰めてモノの見事にフィニッシュを決めてくれたのですから、「拍手感激」以外何が必要なのか?

ホント、何度も書いていますけど、こんなに「健全」な漫画は希ですよ。そして、子供の頃からそういう作品を欲してやまなかった自分に、「諦めなくてよかったな」と肩をたたきたくなると共に、何と言っても一言いいたいのは、



荒川弘先生、ありがとうございました!!!!!!!




これにつきるでしょう。


傑作誕生に付き合えてホントよかったです。はい。



ちなみに、26巻が8月に発売で、最終刊の27巻が11月発売だそうです。