男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

FF13のオプティマシステムについて

ファイナルファンタジーXIII
ファイナルファンタジーXIII

けっこう画期的な戦闘システムじゃないかとオレは思い始めた。


20時間ぐらいプレイしてみて(寝落ちしている時間もあるので、本当はもっと短いけど)、FF13の売りのひとつであるはずの戦闘システム『オプティマ』が、「これけっこう斬新で面白いよな」と思い始めました。

従来からFFシリーズで採用されているATB(アクティブ・タイム・バトル)は、ドラクエなどのコマンド入力による戦闘システムに、リアルタイム制を導入しました。これはコマンド入力制にはない「時間」の緊張感を生み出して、だんだんと飽きてくる戦闘に刺激を導入できたようです(あいまいなのは、本格的に導入されて以降のFFをまともにプレイしていないからです)。

今回の「オプティマシステム」は、パーティのキャラに「ロール」という行動の指示を与えるシステムです。

ロールには

「アタッカー」
「ブラスター」
「エンハンサー」
「ジャマー」
「ヒーラー」
ディフェンダー

の六種類があり、各キャラはそれぞれ何種類かを受け持つことができます。(全部じゃない)

この「ロール」ってのが面白くて、「アタッカー」なら戦闘中心の行動「しか」できない。「ヒーラー」なら回復系の行動「しか」できない。これが実に面白いことになっていて。

各パーティーは最大3人なので、これらのキャラが受け持つ「ロール」をそれぞれ「事前」に「いくつか」組み合わせておく。この組み合わせは最大6個まで作れて、それを戦闘中はL1ボタンを押してから選択していくんです。

最初は、メインキャラの行動も「オート」(任意にも選べるけど)なので、「何にもすることないんじゃないの?」と思っていたんです。

ところが、自分の行動もあらかじめ「ロール」で選択した行動しかとれないので、事前の「オプティマ」の組み合わせによって行動が制限される。

だもんだから、結果的に「ひっきりなしに」L1ボタンを押してオプティマをチェンジする必要が生じるんです。

はたから見ていると恐らくL1ボタンと○ボタンを押しているだけで後は自動だから楽そうだなとか感じられそうですが、相手も複数いてそれぞれ様々な行動を行ってくるもんですから、常用に応じて瞬時な判断が求められる。しかも、先のオプティマを何個も用意しておくと、それだけで選択時のパニックも倍増。

だもんだから、ハッキリ言ってバトルの難易度は下がっているようでいて上がっていると思います。でも、これが実に面白い。

ザコキャラとの戦闘もけっこうあるんですが(今までのRPGに比べれば必要最低限ですが)、これがその都度緊張感があって楽しめる。以前から「すぐ死ぬから気が抜けない」ってのはこういう事で。慣れてないからなのかなと思っていたんですが、それでもやっぱり選択をミスると即座に状況が悪化する。

そもそも、メインキャラのロールに「ヒーラー」がなかったりすると、能動的な回復手段がポーションなどのアイテム頼りになりますしね。

ドラクエのAIで使われる「ガンガンいこうぜ」などとは似て非なるシステムなんですよ。

これはRPGとしてはなかなか画期的で面白いシステムを作ったなと最近思いながら戦っています。


ビジュアルのすごさとか、ストーリーのしょっぱさが取りざたされますが、このシステムもそろそろ注目されるんじゃないでしょうかね。


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これ欲しいですもん。まだまだ下手だから、もっと面白くて効果的な組み合わせがあるんじゃないかと四苦八苦していますから。”最適システム”とはよく名づけたもんですよ。