男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

機動警察パトレイバー2 the Movie [Blu-ray]

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ブラウン管の存在をどう定義するかですね。


久しぶりに観直したくなったので、観直しました。

公開されたのが1993年で、舞台設定は2002年。2002年ですら7年も前になってしまいましたが、当時を振り返ってこの映画のディティール描写の先見性に唸ります。

当時はWIN95すらないんですからね。ははは。

そんな中、いろいろな意味ですごく気になったのが荒川が持ってきたビデオテープと、二課に置いてあるテレビ。

カラオケすらハイビジョンになっているというのは、180度回って「おしい」という現在の状況ですが、すべてがデジタル素材に取って代わられている状況は見事に正鵠を射ています。

そのハイビジョン素材を収録しているのがVHSなんです。押収した素材と、その解析映像を収録しているんですから、当然ハイビジョンで収録されているはず。だとしたらD-VHSってことになります。残念ながら大容量ディスクメディア、もしくはカードメディアは「未来的」過ぎたのかもしれません。ははは。まあ、2002年は結構微妙な年代だったりしますけどね。HDDレコーダーもまだまだ普及していませんでしたし。ちょうどD-VHSってのはリアリティがあるのかもしれません。(でも、立ち上がりの映像のブレ加減とかノイズが思いっきりアナログのソレなんですよね)
で、それを観るのがブラウン管なんです。もちろんブラウン管は最高のデバイスですし、2002年でもハイビジョンブラウン管は末期とは言え活躍していた頃です。
二課のことだから整備班のマニアックな連中がこだわりをもってブラウン管を設置しているのか、それとも警視庁から配備されているのか。

そのくせ車のフロントガラスには、思いっきり『現実拡張』として各種データが表示されていたりするのが凄い。まあ、安全上の配慮だと思うんですけど、実現していませんよね(カーナビを観る方が目を離すのでよっぽど危ないと思うんですけど)。