スター・トレック(2009)
先攻放送レビュー
最近WOWOWがアグレッシブです。
『レッド・クリフ』の時にも『2』が上映するのと同時期に『1』をソフト発売前に放送したりしていました。
今回は初夏に公開され今月ブルーレイが発売される『スター・トレック』のリメイク版を、ソフトの発売前に先攻放送しました。
もちろんハイビジョン&5.1chにて。
おそらくブルーレイ及びDVDの販促もかねての放送だと思うのですが、単純に1ユーザーとしては嬉しい限り。
さっそく観たのですが、画質は非常にクリアでなめらか。
全編にライトのハレーションが入りまくる独特の映像設計が特徴的な撮影も、破綻することなく再現されています。音声は若干芯が弱いかなとも思いますが、AACにしては充分迫力があります。下手なドルビーデジタルよりよっぽどましです。
それにしても、改めて家庭で観直すと、やっぱりやったら面白い。
素晴らしい出来のアバン・タイトルや、カークとスポックの絆を中心に描かれながら、絶妙に絡まってくる他のクルーたちのストーリーも実に面白い。
窮地になればなるほどいつもの仲間が結束してくる様子は、ホントに良く出来ています。
スポックの使い方もリメイク版をたいへん納得のいく形に持って行っていますし、観ていて凄く楽しいんですよね。
続編が楽しみです。
しっかし、公開の時のレビューにも書いたのですが、あらためて観ても、若き日のカークを演じたクリス・パインの無意味に自信満々な様は呆れるほど面白い。ラストの、いつもの服装になって現れたときの”タメ”と歩き方、そして椅子の座り方。大爆笑ですよ。なんでそんなに自信満々が服着て歩いているみたいな態度なんだよ。しかも、全然根拠がないし。でも、それでこそジム・カークなんですよねえ。
まあ、彼があんな風でいられるのも、総て女房役のスポックが冷静で頼りになるからなんですけどね。ある意味損な役回りかもしれません。ははは。
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