乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)
「清々しいまでに全部ブチ込んでありますね」←確かに!
大好きな『エマ』の森薫さんが”Fellows!”で連載している新作。いよいよ一巻が発売になりました。
『エマ』の時は本人が異常なぐらい「メイドヲタクでヴィクトリア朝時代好き」と公言していたので、新しい作品ではどうするんだろうと思っていたんですよ。そしたらいきなり「中央ユーラシアが舞台」だったのでビックリ。時代設定こそやっぱり19世紀末って事で共通していますが。
物語は12才のカルルクという主人公のもとに、20才のアミルが嫁いでくるところから始まります。
もう、ボクなんてこの設定だけで一ヶ月はご飯要らないぐらいなんですが、そこがまた森薫さん
わかってらっしゃって!
カルルクがちゃんと自分の方が若すぎることを気にしていたり、アミルが猛烈に愛情を持っていたり、ツボ突きすぎです。
そして、ちゃんと森薫さんのあとがきで分かるように(イメチェンした自画像、大笑いしました)、この時代と舞台もちゃんと異常に大好きだったんですね。どうりで相変わらずネチっこく描写が細かいと思いました。安心して続きが読めますよ。
『エマ』もいいけど、こちらもすっごく面白い。