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〈超〉が付くほど有名なドラえもんの予告もちゃんと最初に収録されているのが、この大全集の素晴らしいところです。のび太のデザインと机から登場するというアイデアはこの時に決めていたようですね。
”すごーくおもしろいんだ!””すごーくゆかいなんだ!”
と言うアオリは、まったくウソじゃないのがいいです。あくまでもドラえもんはギャグ漫画。「ゆかい」なんてレベルじゃなくなりますけどね。
”★でも、どんなお話かは、正月号のお楽しみ!”
泣ける……
F先生の『ドラえもん誕生』では、この時点でなんにも決めていないという事が描かれているんですけど。まあ、ある程度は大げさに描いてあるにせよ、このアオリとか読んじゃうと信憑性がたかまりますよね。ははは。最低限ドラえもんはホントに思いついてなかったんでしょうね。
と言うわけで、次のお正月号から漫画史に燦然と輝く『ドラえもん』がはじまるわけですね。