トッツィー
同時上映は『おもちゃがくれた愛』
小学六年生になった時(4月)に、階下に住んでいた小学4年生の子を連れて観に行ったんですが、自分の事を棚に上げてアレなんですが、楽しめたのだろうか? 大体小学六年生の子どもに子どもの引率を任せる親も親だが。当時映画は独りで観るものという鉄則を守っていた子どもとしては、大変気苦労をした覚えがあります。
それはさておき。
ムービープラスHDでのHD放送はかなりクリアで精密でした。BDが出たら楽しみです。ダスティン・ホフマンが演じるドロシーがホントに可愛くて、あれはメイクの力もあるけどやっぱりお芝居の力ですよねえ。同居しているビル・マーレーを起こして自分の女装の意見を聴こうとするカットが抜群に可愛い。
シドニー・ポラック監督自身もマイケルのエージェントの役で出演していますが、えらくハマっていて上手いんですよねえ。『アイズ・ワイド・シャット』に起用されるわけですよ。
女装に関するギャグもイチイチ面白いんですが、役者仲間の女優テリー・ガーがやたらと酷い目に遭うのが面白かったです。フォローないし。ははは。
テンポも良いしエピソードのつなぎ方に無駄が無くて、ついつい最後まで観てしまう映画ですね。クライマックスのドキドキさは半端じゃないですし。あそこの吃音になってセリフが出てこない場面は、ブースの人たちまで同じ状態になるのが絶妙。
大人になって観ると、なんとも粋な映画な事がよく分かりますね。デイブ・クルージンの音楽も貢献しています。