ヒズ・ガール・フライデー
WOWOWにて。
WOWOWは定期的にハリウッドの古典をHDで放送してくれて嬉しい。今回はハワード・ホークス監督の特集で、中でもいわゆるスクリュー・ボール・コメディを集めてのラインナップ。
ボクは小学生の頃にNHKの世界名画劇場をよく観ていたせいで、ハリウッドの古典も観てたりするんですが、今回の作品は今観ると
「こんなもんだったっけ?」
と言う印象です。
スクリュー・ボール・コメディの特徴である、マシンガン・トークも、なんだか「テンション芸」のような感じで、肝心のセリフがそれほど面白く感じられない。
電話でずっとしゃべりっぱなしのシーンでも、相手側を全然インサートしないので、「いいなあ」と思っていたら、中途半端にケーリー・グラントが相づちを打つカットが入ってきたりする。
リメイク版の『フロント・ページ』でも思ったけど、死刑囚を巡るバックのエピソードが絡んでくると、妙にブラックな味付けが強くなっていく風で、全然笑えない。
ううん……
古典は大人になって観直すと新たな発見が多くて好きなのですが、これも逆に新たな発見かもしれませんね。