男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

3年間について

涼宮ハルヒの憂鬱』の新作まで3年間待つという事を何かに置き換えてみたい

笹の葉ラプソディ』放送まで、第一期終了から3年待たされたファンの気持ちを、自分にも分かるように考えてみました。


続編があることが分かっている(もしくは告知されてから)状態で、待たされる期間をざっと一覧にしてみました。(あくまでもボクが体感できたモノだけ。年齢によって同じ年数でも全然違うのも前提として)


AKIRA(5) (KCデラックス)
1.原作の『アキラ』

ボクは1988年の6月に4巻まで出た状態で読み始めて一気読み。その時点で4巻発売から1年経っていたはずなので、続きの5巻が出るまで(90年の秋)約3年。最終巻の6巻が出たのが93年の3月だったからそこまでは2年半。ヤングマガジンに連載が再開されたのはアニメが公開された1988年の暮れだったので、連載で読んでいる人も2年ぐらい空白がありますね。
今はこれ一気に読めるんだもんなあ。

この間隔は、漫画としては個人的に他に類を見ない年数です。


ジャイアント ロボ THE ANIMATION 地球が静止する日 CUSTOM COMPOSITE BOX [DVD]
2.ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日

罪と罰〜全てはビッグ・ファイアのために〜」(1995年6月25日)
「大団円〜散りゆくは、美しき幻の夜」(1998年1月25日)

約2年半ですか。もっと空いていたように感じるんですが、たぶん途中で諦めモードに入って忘れていたからでしょう。待ち望めば待ち望むほど体感的には長く感じるもんです。当時は「こんなに空いたんだから、気が抜けてテンション落ちてるんだろうなあ」と思って半ば投げやりな感じで観始めたんですが、キチンとどころか異様なテンションで見事に終わったのは驚きました。
今はこれ一気に観られるんだもんなあ。



3.新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 DEATH & REBIRTH シト新生

本編放送終了から公開まで1年ですが、「待ちに待った」という意味では最長かもしれません。後半はパソコン通信(インターネットじゃない)を始めた時期とも符合して、個人的に現在までの人生でもっとも濃密な1年だったとも言えます。逆に『THE END OF EVANGELION』までの4ヶ月ぐらいは意外にあっさりとした体感でもあって(そりゃ並大抵の期待じゃなかったんですが)、この時の一年とは比べものになりません。まあ、もっと言えば、この時お蔵入りした『劇場完全新作』とやらが今回の『新劇場版』の『?』で観られるのかもしれない……。っていう長すぎる「待たされ感」はありますけどね。エヴァンゲリオンぐらいリアルタイムにハマったアニメは他にありませんから、あれを今回の『ハルヒ』に置き換えるとすると、今回の『3年』という月日はかなり疑似体験できるかも。ちょっと性質は違うかもしれませんが。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [Blu-ray]
4.ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

前作の『序』から1年10ヶ月ですか。さすがに年齢が年齢なのでそれほど待ったという間隔はなく、「意外に早かったな」という感じでもあるんです(スター・ウォーズを気取って3年毎とかじゃないの、とも予想していたし)。でも、思いっきり「つづく」って分かっていてこれだけ待つのはなかなか長い。学生だったりしたら発狂するぐらい長く感じるんじゃないでしょうか。


HUNTER X HUNTER26 (ジャンプコミックス)
5.HUNTER×HUNTERの連載再開

これもそれぞれ長いですよねえ。しかも今も継続中という。今度はいつになるのか見当もつきませんが、この間の休止からそろそろ4ヶ月ぐらい経つし、ニュースがあってもいい頃かなあ。大体半年周期ですし。



ロード・オブ・ザ・リング スペシャル・エクステンデッド・エディション トリロジーBOX セット [DVD]
6.ロード・オブ・ザ・リング トリロジー

これは事前に全部撮影していたと言う情報があっただけに、やきもきした日々でした。ただ、メイキングを観るとポスト・プロダクションに1年しかないという事も分かって、逆に「よく間に合ったな」と思いもしましたが。一本一本の密度と完成度が半端じゃないんで、よくぞ毎年公開したと賞賛したいです。間隔としては『二つの塔』までが長かったです。完結編の『王の帰還』までは「終わっちゃうのかあ」という感慨が深いだけに、期待という意味では『二つの塔』までの方が長かったですね。この作品はスペシャル・エクステンデッド・エディションでのロング・バージョン発売までも「待つ」という意味では含まれますけどね。なので、3年半近く完結を待ち望んだという感じでしょうか。
関係ないけど、最初はまさかピーター・ジャクソンがこれだけの大物監督になるとは思いもよらず、実はいまでも実感がなかったりするんですけど。『さまよう魂たち』を撮ってから本物のピーター・ジャクソンは悶々とゾンビ映画の新作をニュージーランドで準備しているんじゃないかとね。だから、今度の新作のニュースには少しときめきました。
やっぱり『バッド・テイスト』からのファンとしては、そういう少し複雑な心境もあるんですよ。発射されたバズーカの弾が、開いた窓を抜けて羊に当たって大爆発っていうのを心のどこかで期待しちゃうんです。(『王の帰還』で唐突にドロップキックを入れてきた気概にはそれを感じますけど)


まだまだありそうなので、つづくかも。