涼宮ハルヒの憂鬱 ドラマCD サウンドアラウンド
ユキリン……なんでもない
時間軸としては『ライブアライブ』の後。
ハルヒがバンドをやろう! と言うお馴染みのストーリーなんですが、そこはちゃんとSFちっくな展開も用意されていて楽しい。しかも、ドラマCDならではのギャグが全開!!
と言うよりも、ボクはドラマCDというモノ自体を聴くのが初めてなので、こんなに楽しいのかと驚きました。小説と同じ、脳内でイメージを作れるのが楽しいんですね。ラジオは相変わらず聴き方が分からないんですが、ドラマCDはこうやって楽しめるんだなと勉強になりました。基本的にはアニメの映像を連想させるのですが、音声だけなのが逆にイメージをふくらませてくれるので、本当の意味でのバーチャル・リアリティが楽しめました。
しかし、単純に笑えるなあ。
相変わらず朝比奈みくるの歌が悶絶もの。しかも、これが何とドラマの伏線になっているというギャグ。
長門が同じ歌を唄うんですけど、キチンと「長門が唄ってる」絶妙な歌声。茅原実里さんてすごいな。
あと、古泉がぼそぼそとキョンに自分の意見を呟くシーンが爆笑。耳元で吐息混じりに呟かれる古泉の小うるさい講釈が、実際に耳元で呟かれる(ヘッドホンで聴いていました)。キョンってこんな気分なのか! あれはキツイ。
また終盤に登場人物全員の声がハルヒの声になってしまうのですが、ハルヒ役の平野綾が異様に上手にみくるの声をするのが大爆笑。その全然違和感なさは凄まじい。
そして、とどめが最終兵器『恋のミクル伝説』!!
こんなの反則だ。
しかも、キョンの杉田智和さんが若本規夫の物真似をするんですが、これが大変良く特徴をとらえていて大笑い。新作が放送される際はぜひ予告のナレーションをコレでお願いしたい。