男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

涼宮ハルヒの憂鬱

涼宮ハルヒの憂鬱 1 通常版 [DVD]
七話『涼宮ハルヒの退屈』まで鑑賞

と言うわけで、一気に8枚借りてきました。DVDを。

額縁放送でしか観ていなかったので、改めて一話目から鑑賞。さすがにSD製作だけあって、アプコンをしても若干ボケていますが、額縁のくせにそれよりボケボケのテレビ放送よりは遙かにましですし、スクィーズ収録されているので画面いっぱいで観られるだけでも大変ストレスがないです。

今回の再放送はこのDVD版(ディレクターズ・カット)を放送しているようなので、3話目までは特に変更点はなかったようです。

ただし、既に一話目や二話目、そしてオープニングに色々と伏線が張ってあるのが分かりますね。

6話目の『涼宮ハルヒの憂鬱Ⅵ』で文庫の『涼宮ハルヒの憂鬱』一冊分になるようで、お話としてはそこで完結しているようです。えっらい満足度だったので、一気に観ようと思っていたのに、七話目の『退屈』でとりあえず小休止が出来たほどです。wikipediaで調べると初回放送時にはこの六話目を最終話とするために、間にこれから続くその後の話を放送していたようです。それはそれで面白い趣向ですが、2話目の後に『退屈』だと思いっきり話が飛んでいて、登場人物や長門の能力についてもまったく説明されないままになりますね。ただ、それはそれで面白いとは思います。

4話目では胡散臭かったキャラクター朝倉がいよいよ本性をむき出しにしてキョンを殺そうと襲ってくるのですが、長門が大活躍して眼鏡までなくなるとは思いませんでした。ヱヴァンゲリヲン綾波を彷彿とするキャラクターですが、長門ヤシマ作戦のようにキョンの事を淡々と守る戦いが熱い。一話一話でまったく装いが変わりテイストも変わってしまう展開は観ていてホントに飽きさせないです。4話目ではそのまま大人になったみくるが登場したりと(オープニングのお姉さんは先生かと思ったら)、濃密度ぶりに恐れ入ります。
5話目で朝倉のマンションを訪ねたあとに、踏切ではじまるハルヒの語るエピソードもやたらと共感できるモノでした。そしたら、そのまま”閉鎖空間”と言うガジェットが登場して、本当に古泉、朝比奈、長門という三人が三人ともハルヒの望むとおりの存在だったことが分かって唸りましたね。あの一番敷居を高くしていると思える、ハルヒの口上が、そのままお話の骨格になっているんですね。

白雪姫と言うヒントや、コマンド方式によるチャット(懐かしい!)での長門の告白も実にロマンチックで好みでした。

一応の体裁を整えたわけなので、これからはただただやりたい放題にできるのは目に見えているので、続きが楽しみで仕方がないです。

とりあえず『退屈』の野球大会は腹抱えて笑えましたし。すでに”閉鎖空間”がギャグの道具になっているのが大笑いです。ボールを見つめながらキョンがつぶやく「小さくなったな世界」は笑えました。

さあ、続きを観よう。

そして、小説を読もう。