サタデー・ナイト・フィーバー
兄貴はなんで神父をやめたんだろう
スターチャンネルでHD&5.1chでの放送でした。30周年記念盤のマスターを使用している模様です。凄く綺麗で驚きました。この映画ってば郷ひろみの吹き替え版で繰り返し観た所為で、トラボルタの声に違和感を覚えるという不条理。
でも、なれてくるとやっぱりトラボルタはトラボルタで、このときから大変繊細で魅力的なお芝居をしている事に驚きます。ダンス映画としてはディスコのシークエンスで、ビージーズのいやでも聞き覚えのある楽曲で踊るシーンは魅力的ですねえ。トラボルタの動きの切れは、観ているだけで妊娠確実。でも、トニーってこのとき童貞なんですねえ。驚きました。
個人的にトニーがペンキ屋さんでも人気があり、店主から気に入られている設定が好きです。
一度はクビにされたトニーが笑って許してもらえるシーンで、
「あいつは15年、あいつは8年も働いてるんだ。おまえもずっと働きなよ」
と言われるんですが、その時のトラボルタの絶妙な表情は絶品です。
嬉しい反面、ここで自分の一生が終わるのか……、俺が本当にやりたいことは何なんだ……、と言うね。
ボクの中では続編の『ステイン・アライブ』がメインなので別にいいんですが、結構この映画中途半端なところで終わる感じです。こうやってみるとまったく別の映画だなあ。ははは。