男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

WALL-E/ウォーリー


久々に号泣

あまりにも面白いと、ボクは右目からだけ涙が出てくるんですが(感情失禁)、この映画ときたら最初の15分ぐらいからイチイチ涙がチョチョ切れました。

一番重要なのは昨今の風潮である「お泣かせ」じゃないってことです。

とにかく、様々な演出やアニメーションやキャラクター造形やストーリーが渾然一体となって、イチイチ面白いのです。

ウォーリーの造形は公開前から慣れ親しんできていたので心配はなかったのですが、あのヒロイン(?)のイヴは大丈夫なのかとちょっと心配でした。

杞憂でした!!

肩をすくめてのクスクス笑いや、目的のモノがないのでだんだん腹を立てたり、ちょっとした物音だけでキノコ雲が出るほどの熱戦放射などなど、ツンデレの”ツン”の部分が凄まじい。なので、当然それに比して”デレ”の部分も無茶苦茶クる。イヴのやろー!

ボクは特にツンデレ嗜好はないんですが、

「り………理解したぜ!!」

って気持ちでいっぱいです。

しかも最後にピーター・ガブリエルの歌が………グズグズ……泣き殺す気か。

ベン・バートの音響効果(ウォーリーの声含む)も絶品です。

冒頭の演出は白眉で、『アイ・アム・レジェンド』なんか及びも付かないぐらい見事な終末感と、ウォーリーが700年間何をしてきたのかを一瞬で分からせる素晴らしさ。

<ネタバレ反転>

ラストのウォーリーがリセットかかって普通の掃除用ロボになってしまった……と思わせる展開は、ピクサーならではの神業でした。だって、ディズニーアニメだと絶対にないって分かるけど、ピクサーならもしかして思わせる力がまだあの会社にはありますよ(結局いっつもハッピーエンドなんだけどね)。あの時の悲しさって凄かったですよ。奥さんなんか嗚咽ですよ。しかも実時間では記憶を取り戻すまでは短いもんなんだけど、観ている方の体感時間が半端じゃなかったです。「たのむぅ……ハッピーエンドにしてくれええ」と本気で監督に懇願しましたよ。

だからこそ、つないだ手を離さないと言う演出で記憶がよみがえったことを分からせるところが素晴らしく効果的でした。

追記:あの「手を握ったら記憶がよみがえる」展開は、チャップリンの『街の灯』へのオマージュだそうです!! ああ、もう……、あれも子どもの頃号泣したもんなあ。

<ネタバレ終了>



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