男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

ブロディが逝く

ブロディ役のロイ・シャイダーが死去

マーティン・ブロディ署長で映画史に残るロイ・シャイダーが亡くなりました。

本来はタフなキャラだと思うんですが、絶妙のヘタレ芝居でガッチリと観客の感情移入を誘った名演は素晴らしすぎます。他の候補だったスティーブ・マックィーンチャールトン・ヘストンなどでは絶対に出来ない芸当だったと思います。パーティースピルバーグにあったときに口説かれたそうですから(DVD特典のメイキングでその話が聴けます)、スピルバーグはやっぱり凄いなあと思いますね。

『フレンチ・コネクション』ではジーン・ハックマンの相棒を魅力的に演じて、作品の説得力を高めていましたし、『オール・ザット・ジャズ』ではどこからどう見ても振り付け師にしか見えない(『コーラスライン』のマイケル・ダグラスはえらい違いだ)。
ブルーサンダー』はロイ・シャイダー目当てで観にいって、そのカッコよさに痺れたもんです(音楽のカッチョよさも特筆モノ)。
『2010年』もエンターテイメントとして非常に高く評価しているのですが、ここでもちゃんと科学者に見えて観客の感情移入を非常にスムーズに促しています。

ありがとうロイ・シャイダー!!