チェイシング・エイミー

ＤＶＤ出てないんですね。

初めてケヴィン・スミスの映画を観ました。色々と噂どおりのマニアックな嗜好が織り交ぜてありますが、かなり真面目な映画なので結構ビックリしました。

セックスに好奇心旺盛なヒロインの造形に大変感情移入できました。

クラブで自分の性遍歴を自慢しあうシークエンスが『ジョーズ』の傷を見せ付けあうシーンのパロディなんですが、そこでブロディの役回りになったベン・アフレックがちゃんとモジモジしていたのが分かってるなあという（『ジョーズ』でのブロディは盲腸の手術痕を見てモジモジしています）。

全然共感できない部分もあるんですが、全編シモネタ会話（下品な意味ではなく）なのに何だかさわやかな印象まで受けるのは、キャラクターが生き生きしているからでしょうか。ベン・アフレックは大作映画とか出ないでこういう映画にもっと出たほうがいいと思います。

画質はHDとしてはそこそこなのですが、DVDも発売されていないようなので結構貴重だったのかもしれません。割と何気なく観たんですけどね。