男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

武士の一分

武士の一分 [HD DVD]

WOWOWにて。

結局劇場で見逃してしまったので、HDでの放送を待っていました。

これがやたらとツボにはまってしまいました。木村拓哉がやっぱりすんごく良いです。木村拓哉は早くキムタク業をやめるべきだと思うんですけどね。でないと勿体無い。剣道をやっていただけあって、いよいよ終盤でみせてくれる立ち回りは迫力に満ちていていいです。庭での稽古では、袈裟懸けの打ち込み方なんか一朝一夕じゃない感じです。
目の見えなくなった時の目の芝居も実に良くて、本当に焦点があっていない感じが説得力がありました。
キムタク芝居の真骨頂である”鼻すすり”を封印した食事シーンは、あまり美味しそうに見えなかったのが残念。まあ、あれはラーメンすするときだけだから仕方ないか。
でも、語尾でフニャっと笑うキムタク芝居は健在で、妙な安心感は覚えつつ、フと現実に引き戻されるのはよろしくないかも。

妻を演じた壇れいが恐ろしく可愛かったのも嬉しい驚きでした。全然知らない人だったんですが、宝塚の人だったので納得しました。ボクがいいなあと思う女性は元宝塚率が非常に高いので(まったくどうでもいいことですが)。しかし、キムタクと一つ違いってことはあの夫婦はあの時代にしてはかなり歳をとってるということになるのでしょうが、どうみても新婚夫婦ですねえ。

セット撮影が気味が悪いぐらいリアルな照明で、季節感なども素晴らしかったです。

蚊のCG(?)は『たそがれ』のハエに続いての虫ですが、あの量の生理的不快感は尋常じゃないです。ヘッドフォンで聴いていたのでリアルなSEともどもムズムズしました。

前回敵役だった役者さんは師匠役に回るのお約束で、今回は緒方拳が師匠。これが非常に人間味溢れる役どころで非常に良かったです。

それにしても三部作で常にコメディ・リリーフとして登場した小林稔侍が遂に……


たまらなくメイキングが観たくなったので、三枚組みの豪華版を注文してしまいました。

武士の一分 豪華版(S) (5万セット限定 3大特典付) [DVD]

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