男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

007 ドクター・ノオ アルティメット・エディション [DVD]007 ロシアより愛をこめて アルティメット・エディション [DVD]


年末に発売された007シリーズのアルティメット盤ですが、哀しいかな予想通り値崩れし始めました。

近所の店ではいよいよ2枚で2990円ってな事になっていたので、もういいだろうというセコイくせにデカイ態度で購入。

そんなでも一気に4枚とかいかずに、とりあえず最初の二作ってのがやっぱりセコイ。

メイキング関係は2000年前後のDVD発売時のものをそのまま収録しているようです。グっとこらえてきたおかげで、どれも未見ですから非常に楽しめました。実際の時間はそれほど長くないのですが、この二作はテレンス・ヤング監督と編集のピーター・ハントの証言が多く収録されていて素晴らしいです。音声解説でもハントの業績に触れられていて非常に嬉しい。ただ、『ロシアより』のオリエント急行の戦いについてはもっと分析すべきだと思いましたが。アレだけでひとつコンテンツを作ってもいいぐらいの歴史に残る仕事なのに。

本編は結構久々に観直したので、色んな意味で楽しめました。
ドクター・ノオ』に関しては多分月曜ロードショー以外で観た事が無いはずなので、ノーカット版自体がはじめてかも。もちろんどこがカットされていたかはトンと分かりませんでしたが。個人的に非常に評価の低かった『ドクター・ノオ』ですが、今観るとショーン・コネリーが一作目にもかかわらずキッチリとボンドのスタイルを完成させているのが良く分かりますね。なんでもテレンス・ヤングに仕込まれたとかで。
ウルスラ・アンドレスが海から現れる有名なシーンも、大人になってから観ると結構グっとくるポイントが理解できますね。あの白い水着がなんともいえず健康的なエロさです。そりゃコネリーも片眉上げるって。若山弦蔵さんの新録による吹替えも相変わらず渋くて安心しました。

ロシアより愛をこめて』はボクが初めてお金を出して借りた国内版ビデオなので、非常に思い出深いです。字幕で観たのが初見なのも思い出深いです。なので、今回の若山弦蔵さんの吹替えも素直に楽しめました。まあ、この映画はなんつってもジョン・バリーの音楽と、ロバート・ショーと、オリエント急行の戦いですよ。あ、でもあのアタッシュケースはたまらなく魅力的!!

というわけでお馴染みのYouTubeから

ロシアより愛をこめて』より、オリエント急行の戦い

↑左右に弾けとんだボンドとグラントが立ち上がるカットつなぎが最高。グラントのショットが立ち上がる後半しか入ってないのがハントの天才的リズム。